映画『189』(12月3日公開)の完成披露試写会が18日に都内で行われ、中山優馬、夏菜、吉沢悠、前川泰之、灯敦生、太田結乃、滝川広志(コロッケ)、寺西拓人、降幡愛、加門幾生監督が登場した。

  • 夏菜

    夏菜

同作は東京都の児童相談所で働く新米児童福祉司の坂本大河(中山優馬)を主人公としたオリジナル作。安定した職業に憧れて公務員試験を受け、児童相談所に配属された大河はまっすぐに仕事に向き合っていくものの、保護した児童が親元へ戻ったことをきっかけに再び虐待を受け、命を落としてしまう事件が起こる。傷を抱えて仕事復帰をした大河の前に、人の気持ちに寄り添うことができる弁護士・秋庭詩音(夏菜)が現れ、2人の奔走が始まる。

9月に第一子妊娠を発表し来春出産予定の夏菜は、肩出しのドレスにすらりとした美脚を見せて登場。児童相談所を舞台に、被虐待児を救うために奔走するという内容に「撮影をしている時はまだ妊娠していなかったし結婚もしていなかったので、まさかこういう形で1年後ここに立ってるとは」と驚く。

夏菜は「妊娠して思うのは、孤独を感じているお母さんとか、お父さんって実はいっぱいいて。虐待することは本当に良くないし絶対ダメなことなんですけど、子供を救ってあげるのと同時にお父さんお母さんを救ってあげなきゃいけないだろうなというのは、すごくよくわかるようになりました」と語る。「アプリとか掲示板で色んな妊婦さんがいて、『子供はお腹の中にいるけど、親になれる自信がありません』という方が結構たくさんいらっしゃったりして、私もその気持ちがわかるんですよ。中には違う人もいるかもしれないですけど、虐待ってしたくてするわけじゃないものですか。苦しんでるとか悩んでるとか、そういうお母さんがいたらそばに寄り添ってあげたいなと思うようになりました」と自身の心境の変化を明かした。