映画『恋する寄生虫』(11月12日公開)の女性限定試写会トークイベントが14日に都内で行われ、林遣都、小松菜奈、柿本ケンサク監督が登場した。

  • 左から柿本ケンサク監督、林遣都、小松菜奈

    左から柿本ケンサク監督、林遣都、小松菜奈

同作は作家・三秋縋の同名ヒット作を原案にした映画化作。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂(林)は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙(小松)の面倒を見ることに。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた2人はやがて惹かれ合い、初めての恋に落ちていく。

この日はTwitterで募集したお悩み相談に3人が乗ることに。「同性の幼なじみに恋してしまった。気持ちを隠し通すべきか」という10代女性には、林が「自分の本当の気持ちを話して関係が崩れるんじゃないかって、恋愛に限らずあることだと思うんですけど、自分でじっくりとタイミングを見極めて、どうしても関係が崩れるのが悲しいことであるのであれば、まだ踏み出さなくていいと思います」と丁寧に答える。さらに「勇気をもって伝えることによって、もしかしたら傷ついてしまうかもしれないですけど、それでも踏み出した自分をちゃんと讃えてあげる、いい経験だったと言い聞かせることがなんじゃないかなと。勇気を出したことによって、何かが前に進むことはあると思うので。はっきりとは答えられないですけど……」と言葉を選びながらもアドバイスした。

また「写真を撮られることが苦手。素人でも自然な表情を出すコツは」という質問には、小松が「慣れないは慣れない。遣都さんと撮るときも『向かい合って見つめ合ってください』と言われるんですけど、役じゃないので、ちょっと照れくささがありますし、『どうしようね、ハハハ』の笑いを撮ってもらってます」と明かす。

林は「僕も写真はずっと最初から苦手で、菜奈ちゃんと並んで取ると、なんか素人みたいだなって。周りの人たちに、素人が紛れ込んでると思われるんじゃないかな、みたいな」と苦笑。「隙がいっぱいあるんですよ。僕も全然苦手で、だからこそすっごい集中していつも撮っていただいてるんですけど、顔に力が入っちゃって、口をつぐんでしまって指摘されたことがあったので、ふっと口を軽く開けてます」と具体的なポイントを示していた。