映画『早乙女カナコの場合は』(3月14日公開)の完成披露試写会が25日に都内で行われ、橋本愛、中川大志、臼田あさ美、中村蒼が登壇した。
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橋本愛
柚木麻子氏の小説『早稲女、女、男』を、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督が実写映画化した同作。男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコ(橋本)と演劇サークルの先輩・長津田(中川)の10年にわたる恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描く。
橋本愛の金髪姿に観客から「似合ってるよ~!」「かわいい!」の声
金髪姿で登壇した橋本。客席から「似合ってるよ~!」「かわいい!」と声が上がると、「ありがとうございま~す!」と髪をなびかせながら笑顔で応えていた。
不器用な主人公・カナコに共感できる部分について聞かれると、橋本は「他人からどう見られているかを常に気にしてはいる。今は落ち着いて自分を客観視するという意味で必要な目線として持っているけど、過去にはどうしてもこう見られたいという自分の欲求や、こう見られているんじゃないかという恐怖に怯えていた時期がすごく長かった」とコメントする。同じく自意識が強いカナコに対して「懐かしいなと思う部分もすごくあった。(昔の自分に)すごく近い。デフォルメしている私です(笑)」と自身の過去を振り返っていた。
また、舞台挨拶では今作の内容にちなみ「10年前と今で変わったところ」をテーマにキャスト陣がトーク。10年前は19歳だったという橋本は「同じ部分が見つからないくらい変わったところしかない。私は大変身しました」と話す。具体的には「アウトドアになったこと。夏は海、冬は雪山、春は桜……外に出て自然で遊ぶということをやり始めたのが、この5、6年。それまでは本を読んでマンガ読んで、映画を観てという閉鎖したものを楽しんでいたんですけど、今は割とアクティブ。多趣味になりました」と自身の変化を明かした。
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臼田あさ美とギャルピースをする橋本愛(右)
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様々なハートポーズを繰り出す橋本愛