映画『あの人が消えた』(9月20日公開)の完成披露上映会が4日に都内で行われ、高橋文哉、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、染谷将太、田中圭、水野格監督が登場した。

  • 左から高橋文哉、田中圭

同作はドラマ『ブラッシュアップライフ』で国内外問わず名だたる賞を受賞した水野格氏が、完全オリジナル脚本で挑んだミステリー・エンターテインメント映画。「次々と人が消える」と噂される、いわくつきのマンション。配達員の青年・丸子(高橋文哉)は毎日のようにマンションに出入りするなかで、怪しげな住人の“秘密”を偶然知ってしまう。会社の先輩で小説家志望の荒川(田中圭)にも打ち明け、意見を仰ぎながら住人の正体を探ろうとするが、やがて二人は思いも寄らない大事件へと巻き込まれていく。

映画『あの人が消えた』完成披露上映会に高橋文哉、田中圭ら登場

高橋は先輩役の田中について「安心感がありました」と表し、田中も「そうでしょう」と頷く。高橋は「3年半ぶりぐらいに共演させていただいて、その時は圭さんの主演作で。(今回は)僕の主演作で、まさか圭さんとご一緒にできるとは、その当時は思ってもなかった」と驚きを口にした。

高橋が主演と聞いてすぐに出演を決めたという田中は「もうほぼ4年前か。共演した時もすごくかわいらしくて。 慣れない現場で、慣れないお芝居で、でもすごく一生懸命ひたむきにまっすぐ向き合ってて、かわいいなと思ったんですよ。けっこうトリッキーというか普通の現場じゃなかったんで、大変な中、頑張ってるなと思って。そこから他の作品でどんどんキャリアを積んでいくのを見てたし」としみじみ。

さらに“1番決めた理由”として「 あるパーソナルトレーナーがいるジムに文哉がいたんです。『おい、文哉!』と挨拶して。『若い時からジムなんか行っちゃダメ!』って怒ったんです。『だめだめ、早い早い!』って怒ったら、そこで文哉が言ったのが『いやいや、圭さんみたいな体になりたくて通ってるんですよ』と。それで俺もズキュン」とハートに来た様子。「『お前、本当か』と言って、『だから頑張ろうかなと思って』と言うから、『いやお前、それは嬉しい。でもダメだよ、若いうちからジム行っちゃ』みたいなこと言って。そこから贔屓にしてます」と明かした。