映画『四月になれば彼女は』(公開中)の公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、佐藤健、長澤まさみ、森七菜、山田智和監督が登壇した。

  • 佐藤健

同作は数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏による同名小説の実写化作。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届き、そこには10年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランドと、その後も世界各地から春の手紙は届く。時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていたが、弥生は「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎掛けだけを残して突然姿を消してしまう。春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか? ふたつの謎が次第に繋がっていく。

■佐藤健、映画『四月になれば彼女は』初日舞台挨拶に登場

昨日21日に35歳の誕生日を迎えた佐藤は、観客からの大きな拍手で祝福を受けると「ありがとうございます!」と笑顔。MCから花束やケーキなどのバースデーサプライズはないことが伝えられると、「僕そういうの(バースデーサプライズ)があると困っちゃうタイプなので、むしろありがたいです」とサプライズが苦手だと明かし、安堵の表情を見せた。

35歳の抱負について聞かれると、「フルスロットル全開マックスウルトラスーパーパワーでやりたいです」とコメント。歳を重ねたことで意識の変化もあったそうで、「35で初めて本気出してます! 自分でもどうなるかわかんないです。自分が怖いです。ワクワクします」と話す。続けて「20代ってなんとなくがんばっていた。言われたことをただがむしゃらにやっていて……当時は当時なりの本気を出していたんですが、もうちょっといろんなことが俯瞰で見えるようになって、『この方向に全力を出したらもっと遠いところに行けるな』ということがわかるようになってきた。より明確に深く努力をしていきたいなと思います」と力強く語った。