SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(公開中)のメイキング写真が16日、公開された。

  • 映画『夜明けのすべて』

■松村北斗、『夜明けのすべて』クランクアップ日に晴天祈願

今回公開されたのは、撮影現場の裏側を切り取ったメイキング写真。クランクアップ時の様子や職場である栗田科学でくつろぎながら話す松村と上白石の姿、ベランダから指ハートを送る上白石、そして撮影の合間に笑顔でリラックスする松村の姿などが収められている。さらに、栗田科学の一員として同作に参加した光石研や久保田磨希らと楽しげな様子の上白石の姿もあり、撮影現場の和やかで温かい雰囲気を感じ取ることができる。

また、今回原作の印象を変えずに映像化するため、三宅唱監督と共同脚本の和田清人氏は、「これは働くことについての映画であり、現実に生きづらさを抱える人たちがユーモアや人とのつながりによってそれを乗り越えていく物語になる」という2つの柱を軸に脚本を開発。さらに、三宅監督は松村と上白石に直接会い、小説が持つ魅力や相違点について話し合ったそうで、2人の意見も取り入れながら、脚本を完成させた。

上白石は、「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思えば、これから演じるシーンについて新しいアイデアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と振り返る。

さらに、山添くんと藤沢さんのこれから歩む道筋が見えてくる大事なシーンが撮影されたクランクアップの日は、一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと待つことに。すると、『すずめの戸締まり』(22)で宗像草太の声を演じた松村が呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始め、一同がわっと盛り上がる場面も見られた。

【編集部MEMO】
映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。

(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会