2月2日から期間限定で上映されるVシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』の完成披露舞台あいさつが14日、都内で行われ、半田健人、芳賀優里亜、村上幸平、唐橋充、藤田玲、田崎竜太監督が出席した。

  • 左から藤田玲、村上幸平、半田健人、芳賀優里亜、唐橋充、田崎竜太監督

『仮面ライダー555(ファイズ)』は、 2003年1月~2004年1月までテレビ朝日系で放送されていた平成仮面ライダーシリーズの第4作。主人公の青年・乾巧(半田健人)が特殊な変身ツール”ファイズギア”を持つ少女・園田真理(芳賀優里亜)に遭遇し、異形の怪人”オルフェノク”に襲われたことをきっかけに仮面ライダーファイズとして戦う物語だ。従来のシリーズとは異なり、怪人側の苦悩を描くなど、単純な善悪二元論ではない群像劇が描かれ話題となった。本作は、TVシリーズ最終話から20年後を描いた続編で、オリジナルキャストが集結。乾巧役の半田健人、ヒロイン・園田真理役の芳賀優里亜、草加雅人役の村上幸平、海堂直也役の唐橋充、北崎役の藤田玲が出演している。

半田は「20年前の自分に今日こういう日があると教えられるものなら教えたいです。本当に今回の作品が実現したのは、僕たちの力ではありません。こうやって20年間、555を応援してくださった結果がこの作品に繋がったので、皆さんの力で作った映画だと思います」と観客に感謝の言葉。ヒロイン役の芳賀も「まさかこのチームで新作を届けられるなんて1ミリも思いませんでした」と明かしつつ、「この20年間、応援してくださった皆さんがいたからこそです。ファンの皆さんに見せてもらった夢の続きだと思っているので、本当に感謝しています」と20年ぶりの続編に感極まっていた。

本作は、半田らキャスト陣から企画が持ち込まれた。「映画になるという話が舞い込んだ時、言い出したことは自分たちだから責任を背負っていると思いました」と自身を追い込んだ半田は「20年間、応援してくれる方に555ってこうだから良いよね、という感想を持ってもらえるためにどう仕上げるか、ただそれだけでした」と新たな気持ちで撮影に臨んだという。

また、本作は20年前のキャストに加え、進藤あまねら新たなキャスト陣も出演している。半田は「乾巧役として仮面ライダーシリーズ(2018年放送の『仮面ライダージオウ』)に出させてもらいましたが、新人ライダーを捕まえてロケバスでの移動中に2時間半ずっと喋りっぱなし。老害ですよ(笑)」と反省したそうで、「若い子には若い子たちの時間があるから聞かれたら答えるというスタンスでした。当時からいた面々との絆を再確認する時間に使いました」と芳賀や唐橋らとの旧交を温めたという。