映画『アナログ』(10月6日公開)の公開直前イベントが18日に都内で行われ、主演を務める二宮和也、波瑠が登場した。
同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。
■波瑠、プロポーズの返事を代読で甘噛み「動揺と高揚で…」
大切な人と見る試写会として開催された同イベントでは、会場に集まった観客から大切な人に伝えたい思い・メッセージを手紙で募集し、その手紙を二宮と波瑠が代読するコーナーを実施。50代男性から妻へ送られた手紙を読んだ二宮は「なかなかありがとうって言えなかったりするじゃないですか。だからこういう機会っていいですね」と感慨深げな表情を浮かべていた。
また、30代女性から恋人への手紙を代読した波瑠が、「プロポーズを受けた際にちゃんと返事ができなかったので、この場を借りて返事をする」という内容を読み上げると、会場からは驚きの声が上がる。「不束者ですが、末永くよろしくお願いします」という承諾の返事が読まれると、会場からは大きな拍手が送られ、二宮も「うわぁ~、すごい!! おめでとうございます」と祝福。まさかの内容に驚いたという波瑠も「動揺と高揚で噛みました……(笑)」と笑顔を見せた。
最後に二宮は、「大事な人がいるということは責任があったりするかもしれないけど、すごく幸せなこと。ただ、その大切な人を大切にできる期間って、自分が思っている以上に短い気がしています。今、隣にいる大事な人を大事にできる期間は今しかないと思って向き合ってもらいたいなと思うし、こういう手紙を読ませていただいて、僕も改めてそう思うことができました」とメッセージを送る。
「本当はこっちが裏話とか一個二個用意しなきゃいけなかったはずなんですが、皆様に助けてもらって、しかもプロポーズとかもできちゃったりして! 本当にありがとうございました。嬉しい日になりました」と集まった観客に感謝を伝え、イベントを締めくくった。