女優の広瀬すずが主演を務める映画『水は海に向かって流れる』(6月9日公開)の本編映像が24日、公開された。
同作は田島列島氏による同名漫画の実写化作。高校への通学のため、叔父の家に居候することになった高校1年生の直達(大西利空)は、親に黙って脱サラしたマンガ家である叔父(高良健吾)、女装の占い師(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授(生瀬勝久)、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん(広瀬)と、曲者揃いの人物とシェアハウスで暮らすことになる。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する榊と自分との間には思いも寄らぬ因縁があることを知る。
初公開された本編映像は、直達(大西)が榊さん(広瀬)に連れられ、初めてシェアハウスにやってくるシーンからスタート。ぶっきらぼうに「座って待ってて」という榊さんが、シェアハウスの住人たちの間で“ポトラッチ丼”と呼ばれる牛丼を振る舞い、緊張気味だった直達が夢中になって頬張ってしまう様子を切り取っている。
今回、直達や榊さんの住むシェアハウスの食卓シーンが初公開となり、榊さん演じる広瀬の缶ビールを飲む姿やエプロン姿、思わず食べたくなるような“ポトラッチ丼”に、直達の食べっぷり、そしてカラフルなシェアハウスの中身も必見だ。また、同作では“ポトラッチ丼”以外にも、生卵入りカレーやギガ盛りポテトサラダなど、いつもクールで感情を表に出さない榊さんが、その時々に感情をぶつけて作る魅力的な料理が多数登場する。