映画『嘘喰い』(2月11日公開)の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、櫻井海音、三浦翔平、中田秀夫監督が登場した。
同作は迫稔雄作による同名人気ギャンブル漫画の実写化作。正体不明のギャンブラー斑目貘(横浜)が、日本の闇社会を牛耳るギャンブラーの頂点・会員制の倶楽部賭郎というあらゆるギャンブルや殺しが行われる賭けの場で、悪人たちの巨額の金と命を懸けた、ゲームを繰り広げる。
横浜は役作りについて「天才ギャンブラーというところもあるんですけど、それよりも内面を大事にして、原作をリスペクトして貘として生きたのでそこを楽しんでもらえたら」とポイントを明かす。銀髪にしたことについても「カツラだと不自由ですからね。やっぱり染めるというのがまず一つ大事なのかなと思って染めました」と語った。また「実際に貘が目の前にいたら?」という質問には「自分に害のある人とは付き合わないタイプなので、ちょっと害がありそうだから……というのはあるんですけど、実際会ってみないとわからないです、こればっかりは」と苦笑していた。
この日は中田監督からサプライズで横浜への感謝の手紙も。監督は「撮影前のリハーサルの時にお芝居のトーン、声の張り方、ボリュームなどを話し合いましたね。横浜くん最初は戸惑っていたかもですが、私と丁寧にやり取りしてくれて」と振り返る。「現場での横浜くんは、オフカメラでは佐野くん達とリラックスして談笑していて、いざカメラ前に立つとびしっと集中してくれるのを見て、ゾーンに入ったアスリートのようだと感じていました。またご一緒できる機会があることを願ってます」と読み上げた。
横浜は「こういう言葉でいただけるのはすごく嬉しいこと。まだサプライズなので困惑してる部分もあるんですけど、すごく嬉しかったです」と感想を語る。「本当に原作をリスペクトしてディスカッションを重ねて皆さんと共に作った大事な作品です。僕らの元から離れ皆さんのものになるんですけど、こういう大変な状況下だからこそエンターテインメントは必要だと思います。エンターテイメント性に特化したこの作品を見て、純粋に皆さんに楽しい気持ちになっていただけたら嬉しいなと思いますし、この作品がより多くの方に届くことを祈ってます」とファンにメッセージを贈った。