スマートウォッチ「Amazfit」ブランドを展開するZepp Healthは7月4日、同社のスマートウォッチ用OS「Zepp OS」をアップデートし、米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4o」を統合したAI音声操作サービス「Zepp Flow」を順次提供開始した。
これにより、Zepp Flowを搭載するAmazfitブランドの一部のスマートウォッチでは、タッチ操作に加えて音声操作が可能となり、より直感的、効率的に目的の動作を実施できるようになるとする。
今回提供を開始したZepp Flowは、米OpenAIの大規模言語モデル・GPT-4oを統合して自然な音声会話を通じた操作をサポートするAI音声操作サービス。
Zepp Flowを搭載したスマートウォッチでは音声操作が可能となり、自然な音声会話を通じて直接スマートウォッチを操作できるようになるという。例えば「筋力トレーニングを始めましょう」の声掛けでワークアウトが起動したり、「昨夜深く眠った時間はどれくらい?」の声掛けで健康データが確認できたりする。明るさや音量といったウォッチの設定や、アラーム設定、スケジュール確認なども音声操作で行える。
このほか、簡単な外国語の翻訳や計算といった質問にも回答できるようになる。Androidスマートフォンでは、ウォッチで受信したLINEメッセージに、返信したい内容を音声操作で伝えることも可能。受発信通話機能があるAmazfitデバイスでは、音声でBluetooth通話ができるようにもなる。
Zepp FlowはスマートフォンとBluetooth接続している状況でのみ使用可能。利用には制限があり、一日の最大使用回数は100回までとなっている。対応するAmazfitのスマートウォッチは以下の通り。システムアップデートにより、段階的にZepp Flowが使えるようになる予定だ。
- Amazfit Balance
- Amazfit Active
- Amazfit Cheetah Pro
- Amazfit T-Rex Ultra
- Amazfit Cheetah
- Amazfit Falcon