キヤノンのレンズ交換式カメラ「EOS」シリーズが、2023年3月に累計生産台数1億1,000万台を達成。さらに、EOSシリーズ用の交換レンズ「RFレンズ」「EFレンズ」は、2023年5月に累計生産本数1億6,000万本を達成しました。
記録となる1億1,000万台目に生産したカメラは「EOS R6 Mark II」、1億6,000万本目に生産されたレンズはRFマウントの中望遠マクロレンズ「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」でした。
EOSシリーズは、初号機となるフィルム一眼レフ「EOS 650」が1987年3月に誕生。フィルム時代を経てデジタル化し、デジタル一眼レフブームを巻き起こした「EOS Kiss Digital」や、フルサイズ普及の原動力となった「EOS 5D」シリーズなどのヒット作を経て、現在はミラーレスの「EOS R SYSTEM」が主力に。2003年から2022年まで、20年連続でレンズ交換式デジタルカメラ世界シェアNo.1を獲得しています。
EFレンズは、「USM」(Ultrasonic Motor、超音波モーター)」や「IS」(Image Stabilizer、手ブレ補正機構)」、「DO」(Diffractive Optics、積層型回折光学素子)」など、世界初のさまざまな技術をいち早く搭載。現在は、大口径・ショートバックフォーカス・高速通信システムを採用したEOS R SYSTEM用のRFレンズが主力になっています。