ビットコインの8月終値は5万ドルに届かず、フラストレーションの溜まる9月に突入した。
51000ドルが重要ライン
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDが4日前から下降チャネルで取引を続けているため、投資家にとっては冴えない動きが続いている。
オンチェーン指標やファンダメンタルズは非常に有望であったにもかかわらず、BTCの値動きは週末以降も勢いがなく、5万ドルを維持できなかった。
現在、取引所では51,000ドル以上の大きなレジスタンスが固まっており、アナリストはこのレベルがサポートに変わるまでは見通しは厳しいと見ている。
コインテレグラフの寄稿者であるマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、「我々は、51,000ドルがビットコインが突破しなければならないレベルであると明確に設定した」と述べた。
「もしそうなれば、最初は58,000ドルまでの新しいインパルスウェーブに突入する可能性が高く、その後はおそらく史上最高値を更新するだろう」
歴史的な高値まであと17,000ドルであるにもかかわらず、この記事を書いている時点では、このレベルは遠い目標のように見える。
大手取引所バイナンスの売買レベルを見てみると、ビットコインが現在の取引ゾーンを抜けるためには、大きな買い手のサポートが必要であることが確認できる。
大きく崩れる可能性は低い
また、ビットコインはレジスタンスラインに向かっているのではなく、これまでの蓄積で固まった需要の再テストに向かっているという見方もある。
人気トレーダー兼アナリストのRekt Capitalは、「ゆっくりと、しかし確実に、BTCは次の主要な需要エリアに向かってじりじりと近づいている」と述べている。
40,000ドル台の蓄積の度合いは大きく、データによると大幅な価格下落が起こる可能性は低いという。
分析会社グラスノードは8月30日、「価格が5万ドルを超え、先週はいくつかの顕著な利益確定がカバーされたことで、市場は現在、非常に高いオンチェーン・ボリューム・ノードの上端に位置している」と評価した。
このレポートによると、165万BTCの原価基準は4万5000ドルから5万ドルとなっている。
「これは、かなり強い信念を持った投資家たちが市場に残っていることを示しており、強気派にとっては強力なシグナルである」とした。