コインチェックは2日、コインチェックのIEOプラットフォームで7月1日から購入申し込みを開始したパレットトークン(PLT)が申込開始からわずか6分で調達目標金額である9.3億円を突破したと発表した

IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)とはベンチャー企業などがユーティリティトークンを発行し、取引所で上場させることで資金調達を支援すること。ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と異なり、取引所の利用者しか購入できないが、トークンを取引所が審査することからICOよりも信頼感があると言われる。

コインチェックはIEOプラットフォームである「コインチェックIEO」を立ち上げ、その第1弾としてハッシュパレットが発行するパレットトークンを取り扱うと表明していた。

ハッシュパレットは、1PLTあたり4.05円で計2.3億PLTをコインチェックIEOで販売するとしていた。購入する場合は1口あたり2400PLTからとなっており、最大2400口まで申し込むことができる。

購入申し込み期間は7月1日から15日までとなっている。目標金額を超えた場合は先着順ではなくランダム抽選で購入者を決定するという。7月20日に抽選・決済を行い、7月27日からコインチェックに上場する予定だ。

ハッシュパレットは非代替性トークン(NFT)に特化したブロックチェーンを展開する計画で、コンテンツ企業のNFT発行のハブを目指すとしている。

ハッシュパレットの開示情報によれば、調達した資金はパレットのブロックチェーン(パレットチェーン)を用いたアプリ開発を促すための「グラントプログラム」や、ユーザー拡大のためのマーケティングなどに使用するとしている。