メキシコで資産額3位の富豪、リカルド・サリナス・プリエゴ氏にとって、ビットコインは「新たな金(ゴールド)」であることは間違いないようだ。
同氏は27日のツイートで、法定通貨やゴールドよりもビットコインを投資対象としてみていると主張した。
ビットコインのメリットを強調
プリエゴ氏は、以前からビットコイン支持派として知られている。調整局面となっている現在でも、改めて支持を表明した。
同氏はマイケルストラテジーCEOのマイケル・セイラー氏のツイートに反応し、「その通りだ。ビットコインは新たなゴールドで、携帯性に優れている。送金も金の延べ棒をポケットに入れるよりもはるかに簡単だ。ゴールド愛好家に攻撃されそうだな。」と返信した。
プリエゴ氏は過去に価値の保存手段としても、ビットコインは米ドルを容易に凌駕すると主張している。この他にもコインテレグラフが年初に実施したインタビューでもビットコインを賞賛している。
ただ、同氏はツイッターユーザーから、メキシコがエルサルバドルのようにビットコインを法定通貨にするにはどうすればいいか尋ねられた際には「わからない(No idea)」と答えた。
「3万ドルの押し目は誰も買わない」=シフ氏
一方で、ビットコインが金よりも優れているかどうかの議論は続いている。
金支持者でビットコイン批判の急先鋒であるピーター・シフ氏は25日、「3万ドルを割ったときに買ったビットコインの買い手のほとんどは、次は買わないだろう」と主張した。
「主な買い手は、反発で利益を得た人たちだろう。そのため、次の下落局面では、それほど多くの買い手は現れない。2万ドルでは新たな買い手が現れるだろうが、3万ドルでは少ないだろう」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン