昨年の仮想通貨とWeb3は嵐のような市場であり、将来の評価に対する見方も二極化した。だがユーザーと投資家の両方はメタバース関連分野で、この業界に依然として期待を寄せているようだ。

2022年12月に仮想通貨業界の1万人以上の投資家を調査したCoinWireの新しい調査によると、メタバースに対するユーザー心理は、デジタルリアリティが社会生活のあらゆる分野に影響を与えるのに備えようとしている。回答者の69%は、メタバースがエンターテイメントへの新しいアプローチであり、社会的ライフスタイルを再構築することと考えており、65%はメタバースのソーシャルアクティビティへの新しいアプローチになるだろうと考えている。また財政、ビジネス、教育への影響についても、それぞれ61.2%、49.6%、45%と高い数値を示している。

メタバースが発展していくと、より具体的な形で社会生活に影響を与える可能性が出てくるだろう。例えば、先日開催された「CES2023」では、触覚や嗅覚を含むメタバースの新機能が公開された。

さらに、この調査では、メタバースに投資している回答者の半数以上(53%)が仮想通貨の一種を所有していることがわかった。

この調査によると、メタバースイノベーションでは米国が1位となっている。しかし、日常的なメタバース利用に対するポジティブな感情は、上記の通り、中国とインドがそれぞれ78%と75%でトップとなっている。

さらに、回答者の約9割がWeb3という言葉を聞いたことがある一方で、52%が「Web3」と呼ばれるものが実際に何を意味するのか、何らかの不確かさを抱えていることも明らかになった。また60%以上が、この業界に適用される規制の強化を望んでいると回答している。