BTC/USDT

ビットコインは7月25日に20日間指数平滑移動平均線(EMA、22,213ドル)を下回って引けたが、弱気派は下値を維持することができなかった。21,000ドルを割り込んだところで強気派が買い、7月27日に移動平均線の上に価格を戻した。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

移動平均線は強気なクロスオーバーを完了し、相対力指数(RSI)はポジティブな領域にあり、強気派が主導権を握っていることを示している。買い手が価格を24,276ドル以上に押し上げると、BTCは勢いを取り戻し、パターンターゲットの28,171ドルに向けて上昇する可能性がある。このレベルを超えた場合、次のターゲットは32,000ドルになるだろう。

逆に、現在のレベルから下落に転じるか、24,276ドル以上を維持できない場合、高値では需要が枯渇することを示唆するものだ。その場合、下値で注目すべき重要な水準は20日間EMAだ。このサポートが割れるようであれば、強気の勢いが弱まったことになる。その後、BTCは50日間単純移動平均線線(SMA、21,589ドル)にまで下落する恐れがある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は7月27日に20日間EMA(1,470ドル)から急反発し、28日には1,700ドルの重要なレジスタンスを上抜けた。しかし弱気派は7月29日に1,700ドル以下に引き戻そうとしている。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

1,700ドル付近では強気と弱気が厳しい戦いを繰り広げるかもしれないが、上向きの20日間EMAとポジティブなRSIは強気派に有利であることを示している。強気派が1,700ドル以上にETH価格を維持した場合、勢いが増し、ETHは2,000ドル、その後2,200ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、弱気派が1,590ドル以下に価格を引き下げた場合、ETHは20日間EMAまで下落する可能性がある。このレベルから強く反発すれば、再び1,700ドルを突破する可能性を高めるが、20日間EMAを割り込むと1,280ドルに沈む可能性がある。

XRP/USDT

リップル(XRP)は、下降トレンドの中で、レンジバウンドしている。弱気派は7月25日に移動平均線の下に価格を引き込んだが、それを維持できず、0.30ドルの強力なサポートに挑戦することができなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

これは下値に強い需要があることを示唆している。強気派は7月27日に価格を移動平均線の上に押し戻し、0.39ドルのオーバーヘッドのハードルをクリアしようと試みている。もし成功すれば、新たな上昇の始まりを示唆することになる。XRPはその後、0.48ドルのターゲットまで上昇する可能性がある。

逆の場合、XRP価格は0.39ドルから下落に転じるだろう。弱気派はXRPを移動平均線の下に沈めようとするだろう。これが成功すれば、XXRPはあと数日間、0.30ドルと0.39ドルの間で保ち合いとなるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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