取引高で世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスは、アブダビで営業するための承認を受けた。バーレーン、ドバイに続いて中東地域で3番目の規制当局の承認だ。

アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)からの原則的な承認(The in-principle approval)は、バイナンスが仮想通貨を含むデジタル資産のブローカーディーラーとして運営することを可能にした。完全なライセンス企業として運営することを目指すバイナンスにとって重要な動きだ。

ADGMはアラブ首長国連邦の国際金融自由地帯として機能しており、歴史的にその管轄内で提供される金融サービスの規制および監督において重要な役割を担ってきた。世界中の規制ライセンスを獲得しようとするバイナンスの努力に呼応して、ADGMは次のように述べた。

「国際的に認知され、十分に規制された金融センターにおいて、IPAは完全に規制された仮想資産サービスプロバイダーとしての地位を確立するバイナンスの計画の一部である」

ADGMは「急成長する仮想資産ハブとデジタル経済」としてアブダビを位置づけるために、ローカルだけでなくグローバルな仮想通貨企業に同様の規制認可を提供する意図を示した。