マーケットキャップ・ガイドの創設者サム・フェルドマン氏はコインテレグラフに対し、2021年7月からテキサスの州都オースティン周辺に100以上の広告を展開し、それぞれがビットコイン(BTC)やノンファンジブルトークンなどに関する様々なメッセージを共有していると述べた。

広告の目的は採用を促すことだが、その多くはビルボードのドローン写真をトークン化し、その結果得られたNFTを販売することで資金を調達している。

同プロジェクトは、ソラナ(SOL)でNFTの販売を本格的に開始する前に、既存のビルボードに624,000ドル以上を費やしたという。フェルドマン氏によると、販売による収益の70%(記事掲載時点では450ドルという高値で入札されている)を今後のビルボードに充て、残りを自分のチームに寄付する計画だ。

フェルドマン氏は、「単に看板の写真を売っているのではない。」と主張。「信じる人が多ければ多いほど、より多くのことが起こり、より多くの認識が広まるという、この自己実現的予言のようなビルボードのアイデアを信じるよう人々に求めているのだ」

オースティンには、すでに多くの仮想通貨やブロックチェーン企業、そしてテスラのようなハイテク企業が集まっている。この7カ月間で街中に多くのビルボードが設置されたことで、多くの住民が注目し、さまざまな反応を見せている。

こうした取り組みに関して、「”株式市場は本物だ “とか “金は本物だ “とか “不動産は本物だ “といった看板を立てる必要は誰もない。なぜなら、それらは明らかに本物で本質的な価値を持っているからだ」と、レディットユーザーのjimatx氏は言う。「もし、自分の資産が本物であることを人々に納得させるために広告塔を買わなければならないのなら、それはそれほど本物ではないのかもしれません」といった批判的な意見も出ている。

マーケットキャップ・ガイドは、オースティンでのキャンペーンがうまくいくかどうかによって、次のビルボード展開のためにマイアミとロサンゼルスを視野に入れるかもしれない。

フェルドマン氏は、「私たちの目標は、このビルボードキャンペーンによって、仮想通貨には実際に何かあるという理解の種を蒔くことだ」と述べた。

Source: Crypto is Real