エプソンは10月7日、9型の大型ディスプレイを備えるはがきプリンター「PF-81」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は6万円前後。11月11日より発売する。

  • 年賀状を原寸大で表示できる大画面ディスプレイを搭載したはがきプリンター「PF-81」

9型のタッチパネル式ディスプレイを備えるはがきプリンター。はがきの原寸大表示が可能なので、年賀状の宛名面 / 通信面の仕上がりをイメージしやすい。画面の角度は4段階で調整できる。

年賀状作成のためのテンプレートは、2022年の干支となる寅年のものを86種を収録。ほかにも、毎年使える十二支年賀状用、定番年賀状用など666種、挨拶状用、グリーティングカード用など334種を収録。賀詞や縁起物文字、イラスト素材なども内蔵する。自分で撮影した写真を使いたい場合は、アプリ「Epson iPrint」を使うことで、スマートフォンから転送可能だ。

操作はタッチパネルのほか、付属の50音配列のあいうえおキーボードからも操作できる。本体には住所録を登録でき、住所録データの移行にも対応。住所録を移行できる製品は、カシオ計算機の「プリン写ル」。その他のソフトでは、住所録(CSV形式)ファイルを読み込むことで移行が可能だ。

ほかにも、セットしたはがきの郵便番号枠を検知するセンサーを搭載し、セットミスをした場合に知らせる機能を搭載。操作や用紙のセット方法などが分からないことがある場合は、画面下のヘルプボタンを押せばマニュアルを呼び出せる。

プリンターとしての性能は、4色染料一体型インクを使用するインクジェット式で、最高解像度が5,760×1,440dpi。最大50枚の用紙をセットできる。インタフェースはUSB×2基、IEEE802.11b/g/n無線LAN。本体サイズはW352×D296×H338mm(使用時)、重さは約2.6kg。