ファーウェイ・ジャパンがメディア向けセミナーを開催し、ノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」、液晶ディスプレイ「UAWEI MateView」、タブレット「HUAWEI MatePad 11」を活用したテレワーク環境を紹介しました。

  • ファーウェイの最新デバイスは、テレワークにどう活用できる?

大型ディスプレイのメリット

この日のテーマは「最先端テクノロジーを駆使した生産性向上による働き方改革」です。ゲストとして登壇したビジネスウォリアーズの相原秀哉氏は「前職の日本IBMではテレワークが当たり前の環境でした」とし、そんな同氏ならではの最新デバイス使いこなし術を解説。

  • ビジネスウォリアーズ代表取締役の相原秀哉氏。働き方改革コンサルティングやビジネスブートキャンプを手がけています

まずは、28.2型・4K+(3,840×2,560ドット)解像度の液晶ディスプレイ「HUAWEI MateView」。相原氏は「OfficeアプリケーションやWebブラウズなど、複数のウインドウを切り替えながら仕事しているとストレスがたまる」とし、これは多くの人が実感していることでしょう。

  • HUAWEI MateView。ノートPCとはUSB Type-CケーブルまたはWi-Fi(Miracast)で接続可能。上下左右の狭額ベゼルによって、画面占有率は94%というハイレート。ノートPCの画面を拡張・複製することで作業効率が大きく高まります

HUAWEI MateViewとノートPCをワイヤレスで接続すれば、仕事机の上からディスプレイケーブルをなくせます。一方、USB Type-Cケーブルでつなげば、HUAWEI MateView側からノートPCに電源を供給できるといったメリットも(ノートPC側のUSB Type-Cポートが、USB PD電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している必要あり)。

「HUAWEI MateViewはアスペクト比が3:2です。一般的なフルHD(1,920×1,080ドット)の16:9画面よりも縦に長く全体も広いので、資料を閲覧するときも縦スクロールが少なくて済み、より多くの情報を一度に確認できるので便利なんです」(相原氏)

  • 側面から見たところ。スリムなデザインが特徴的。本体サイズは幅608×高さ591×奥行き182mm、重さは6.2kg

HUAWEI MateViewのポイントをまとめると、28.2型の大型画面は解像度が4K+(3,840×2,560ドット)でHDR対応。ベゼルは狭額縁化されており、画面占有率は約94%。アスペクト比は3:2で画面に表示できる情報量が多いため、仕事でもプライベートでも快適に使えます。スタンドにはデュアルスピーカー(5W)を内蔵し、音声出力端子も装備。マイクは搭載しません。価格はオープンで、店頭予想価格は89,800円です。

  • HUAWEI MateView。ディスプレイ下部のタッチバーで音量調整や入力切替。パネルはIPS、表示色は10億7,000万色。映像入力はHDMI2.0、USB Type-C、mini DisplayPort

ノートPCとタブレットで連携を

続いて相原氏は、出先でもデュアルディスプレイを使いたいときはノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」(2021年7月13日発売)とタブレット「HUAWEI MatePad 11」(2021年7月23日発売)がベストの組み合わせと紹介。HUAWEI MatePad 11は、ノートPCの外部ディスプレイとして動作する機能を持っています。

両者をつないで画面を拡張モードにすれば、カフェなどでも「HUAWEI MateBook X Proの13.9型画面+HUAWEI MatePad 11の10.95型画面」という2画面作業が可能に。また、画面を複製モードにすれば、取引先の相手に自分のPCと同じ画面を見せられると紹介します。

「たとえば商談のとき、一緒にPCの画面をのぞくのってしんどくないですか? 特にコロナ禍でソーシャルディスタンスが求められている現在です。ノートPCの画面をタブレットにミラーリングで映せば、顧客にスマートなプレゼンを見せられますよ」(相原氏)

  • HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MatePad 11をミラーリングした様子。画面の内容はノートPCからタブレットへのミラーリングですが、HUAWEI MatePad 11のタッチ入力が使えるのもポイント。タブレット側にスタイラスペンで書き込んだ内容が、即座にノートPCにも反映されています

このほか「シェアリングモード」を使えば、キーボードやマウスを使ってHUAWEI MateBook X ProのファイルをHUAWEI MatePad 11にドラッグ&ドロップする、なんていうやり取りも可能です。2つのデバイスは搭載するOSこそ異なりますが(HUAWEI MateBook X ProはWindows 10 Home 64bit、HUAWEI MatePad 11はHarmonyOS 2)、連携はスムーズ。1つの製品のように、シームレスに使えます。

両製品をまとめると、HUAWEI MateBook X Proはアスペクト比3:2のLTPS液晶(3,000×2,000ドット)を搭載したモデル。ディスプレイが縦に長く、一度に表示できる情報量が多いのが特徴です。カラバリは鮮やかなエメラルドグリーンで、CPUは第11世代Intel Core i7-1165G7(Tiger Lake)、メモリは16GB、ストレージはM.2 NVMe 1TB SSDを搭載。電源ボタンと一体化した指紋認証センサー、利用時以外は格納できるポップアップ式のWebカメラなど、セキュリティにも配慮しています。価格はオープンで、店頭予想価格は274,780円前後です。

  • HUAWEI MateBook X Pro。本体サイズは幅304×高さ14.6×奥行き217mm、重さは1.33kg。バッテリー駆動時間は、通常のオフィスワークなら最大11時間

タブレットのHUAWEI MatePad 11は、10.95型のIPS液晶(2,560×1,600ドット)に、プロセッサは(SoC)はクアルコムのSnapdragon 865を採用。リフレッシュレートは120Hz駆動に対応しており、ブラウジング中も滑らかにスクロールできます。メモリは6GB、ストレージは128GBで、最大1TBのmicro SDカードが使えます。オーディオ面ではHarmon Kardonが音響を監修した4基のスピーカーを内蔵。ファーウェイの直販価格は54,780円となっています。

  • HUAWEI MatePad 11。カラバリはアイスブルー。写真はタブレットに装着できる「HUAWEIスマートキーボード」とスタイラスペン「HUAWEI M-Pencil 2」の利用シーン

ここで相原氏からちょっとしたTips。「急なオンライン会議が入った」「ノートPCを立ち上げていたのでは間に合わない……」、こんなときは「すぐ準備できるHUAWEI MatePad 11で先に会議へログインして、その間にHUAWEI MateBook X Proを起動で対処できる」としました。

最近のノートPCは液晶を開けてからのスリープ復帰も高速ですが、タブレットは電源ボタンを押せばほぼ一瞬で画面が映ります(タブレットの電源をそのつどオフにすることはまずないでしょう)。スリープ復帰、オンライン会議アプリ起動~入室という一連の流れは、タブレットのほうが速いのではないでしょうか。

  • 相原氏がHUAWEI製品の良さを感じたポイント

相原氏はプレゼンのなかで「コロナ禍になって東京都のテレワーク実施率は倍(約4人に1人から約2人に1人)になったとの報告がありますが、テレワークでは生産性が上がらないと考える人も過半数いるとされています。ノートPCでは画面が小さくて見にくく、資料を切り替えるたびに作業がストップする、カフェなどのスペースではプレゼンしにくい、紙にサッと手書きして説明できなくなった、複数の機器間でデータ連携がしづらい、といったことでストレスをためる人も多いのが現状です」と語りました。

そして、テレワークのストレス解消には「4つのC」(Connection:接続、Communication:コミュニケーション、Creativity:創造性、Comfortability:快適性)が重要であるとも。ファーウェイ製品に限らず、最新デバイスなら「4つのC」を相応のレベルを備えているので、ノートPCや大画面の液晶ディスプレイ、タブレットの導入・新調を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 4つのCでテレワークのストレスを解消