フォントワークスは7月28日、年間定額制フォントサービス「LETS」から、学割サービス「学生向けLETS」の提供を開始した。価格は年額990円。
デザイナーを目指す学生の教育支援を目的に、通常版(16,500円~66,000円)のLETSと同じアプリケーション構成を、学生向けに年間定額990円で提供する。
対象者は、高等学校・高等専門学校・大学・短期大学・大学校・専門学校に在籍し、在学証明(学生証や在学証明書の提示)ができる学生。教職員は含まれない。在学期間中は学年など時期を問わず申し込みが行え、卒業後もライセンス期間内は引き続き利用できる。
学生向けLETS加入で使えるLETS(フォントメーカーごとの書体配信サービス)のラインナップは以下の通り。筑紫書体や、アニメ・動画配信サービスで人気のデザイン系フォントなど、高品位なフォントを取りそろえる。
- フォントワークスLETS
- 昭和書体LETS
- イワタLETS
- モトヤLETS
- YOON LETS
- 方正LETS
学校が発行するメールアドレスからの申し込みをすれば、在学証明の提出は不要。初回契約から最長4年間は学生審査証もなく更できる。メールアドレスの確認ができない場合、在学証明の提出が必要になる。
ユーザー単位のラインセンス形態で、2台まで同時接続可能。Webベースでフォント管理でき、フォントリスト機能も備えるなど、サービス内容は通常版のLETSと同じ。ただし、個人の教育支援を目的としたサービスのため商用利用(フォントを使った制作物の販売など)は不可。フォントの使用許諾の範囲も通常版とは異なっている。
サービス提供開始を記念して、デザイナー特化のポートフォリオマッチングサービス「ViViViT」を運営するビビビットとの共同で「学生限定のタイポグラフィコンペ」を開催。大賞には賞金10万円、優秀賞には賞金5万円を進呈。参加賞として、投稿者全員に「フォントワークス学生向けLETS」の1年間ライセンスをプレゼントする。応募期間は2021年7月28日~2021年9月5日まで。詳細は特設サイトを参照のこと。