ブラザー販売は、A4インクジェットプリンター「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新モデル(12機種)を発表。9月上旬から順次発売します。大容量インクを搭載した「First Tank(ファーストタンク)」シリーズを中心に、スマホから簡単に印刷できるエントリーモデル、根強い需要に応える電話・FAX付きモデルなど、様々な利用シーンを想定したラインナップを用意。いずれもコピー機能やスキャナ機能を備えた複合機です。店頭予想価格は27,500円~となっています。
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A4インクジェットプリンター「PRIVIO」シリーズのメディア向け体験会から
大幅なラインナップ刷新
ブラザー販売のA4インクジェットプリンター(複合機)としては、2018年以来の大幅なラインナップ刷新となりました。
ファーストタンクシリーズ(J4000モデル)は、4色独立大容量のインクカートリッジに加えて、本体にサブタンクを内蔵したモデルです。ブラックは標準のインクカートリッジ約16本分、カラーは約10本分のインク量。インクを買い換える頻度が劇的に減りそうです。
実際、どれくらい印刷できるかというと、ブラザーいわく「A4カラー文書を毎月300ページ印刷しても1年以上は使える」とのこと。驚きです。インクカートリッジのインクが切れても、サブタンクのインクで200ページくらいは印刷できるので、インクカートリッジを補充する時間を稼げます。
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「DCP-J4140N」。店頭予想価格は36,300円。発売予定日は9月上旬
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大容量のインクカートリッジ。標準インクの約16本分を、この1本で
従来モデルのインクは、ブラックが顔料、カラー(シアン・マゼンタ・イエロー)が染料でした。ファーストタンクシリーズの新モデルは全色顔料インクとなり(DCP-J1200Nを除く)、普通紙に印刷してもインクが滲みにくく、文字やグラフをくっきり鮮明に印刷できるようになっています。
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インク残量を、およその印刷可能枚数で表示するのも分かりやすいところ
連続印刷スピードも、従来比で約2倍と大幅に速くなりました。A4モノクロは約12ipmから約20ipmへ、A4カラーは約10ipmから約19ipmへと進化しています。1枚目の印刷スピードもA4モノクロなら(従来より約2.2秒早い)約5.8秒、A4カラーなら(約2.6秒早い)約5.9秒と、それぞれ高速化しました。
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(左から)「MFC-J4940DN」(店頭予想価格は55,000円)、「MFC-J4540N」(同49,500円)、「MFC-J4440N」(同44,000円)
ランニングコストに優れるのも特徴のひとつ。1枚あたりのランニングコストは、ファーストタンク(J4000モデル)ではA4カラー文書で約4.1円、A4モノクロ文書で約0.8円となっており、従来の標準モデルと比較して50%以上も低くなりました。
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「MFC-J4540N」は2段トレイモデルで、最大給紙は400枚。FAXにも対応。発売予定日は9月上旬
このほか、本体機構の改良で約10万ページの高耐久を実現しました。在宅勤務でビジネス文書の印刷機会が増加しても、安心して長く使い続けられそうです。
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「MFC-J4940DN」は、FAX・電話機付きモデル。発売予定日は11月上旬
ファーストタンクシリーズの特徴をそのままに、シンプルな操作性を追求したエントリーモデル「DCP-J1200N」も誕生しました。本体上面にあるのは、電源やコピーといったシンプルなボタンのみ。液晶表示はなく、スマホ向けの新アプリ「Mobile Connect」で操作を行うことも想定して設計されています。
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「DCP-J1200N」。液晶画面がなく、すっきりとした本体デザイン。市場想定価格は27,500円、発売予定日は9月上旬
DCP-J1200Nは、ブラックは顔料インクを、カラーは染料インクを採用。ビジネス文書も写真も、どちらもバランスよく高品質に印刷できます。
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大容量インクカートリッジ。交換しやすく、手が汚れにくい作り
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新スマホアプリ「Mobile Connect」の利用イメージ
印刷してポイントが貯まる新サービスも
製品発表会に登壇した、ブラザー販売 代表取締役社長の三島勉氏は「この3年間で、インクジェットプリンターを取り巻く環境は大きく変わりました」とし、大容量インクモデルのカテゴリは、ここ数年で市場が大きく伸長していると報告。ブラザー販売が2018年に発売したファーストタンクシリーズも「着実に販売が伸びている」と胸をはります。
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大容量インクモデル市場は成長中
販売好調の背景にあったのは、コロナ禍による在宅勤務の拡大でした。三島氏は、ブラザー調べの調査結果を引用しながら「約35%のユーザーが、在宅で仕事のためにプリンターを使ったと回答しています」と説明。この傾向は今後も続くとの見方を示しました。
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ブラザー販売 代表取締役社長の三島勉氏(左)と、同社マーケティング推進部長の兼広友里恵氏(右)
続いてブラザー販売 マーケティング推進部長の兼広友里恵氏は、ニューノーマル時代の新しい暮らしに寄り添うサービスをいくつか紹介。そのひとつが、ブラザーオリジナルの無料コンテンツがダウンロードできるスペシャルサイト「Print Terrace」。子どもから大人まで楽しめるよう、ペーパークラフトからビジネステンプレートまで幅広くコンテンツをそろえて展開します。
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Print Terraceでダウンロードできるコンテンツの一部
例えば、ぬりえ、ひらがな練習シート、さんすうドリルといった「学習コンテンツ」、まちづくりキット、お魚釣りあそび、立体ぬりえなど「親子で楽しめるコンテンツ」、ブラザー習字教室、紙で作る鉄道ジオラマなど「大人の趣味」なども用意しています。
オンライン発表会に登壇したタレントの若槻千夏さんも、Print Terraceについて「楽しいですね。印刷されたコンテンツは色もきれいです。これならうちの子たちも、兄弟で共同作業してました。学習コンテンツで勉強もできるし、驚きました」と体験談を語りました。
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タレントの若槻千夏さん(右)、ブラザー販売の兼広氏(左)
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思わず気持ちがほっこりするようなオリジナルコンテンツをたくさん用意
そしてもうひとつ、ユニークなサービス「トク刷るポイント」が加わります。対象のブラザー製品を登録して使うだけで、ポイントが貯まっていくサービス。貯まったポイントは「ブラザーオンライン」のマイページから、好きなギフトと交換できる仕組み。コンビニやデパートで使えるものもあれば、果ては10万円のギフトクーポンまで幅広く用意されているのが特徴です。1ポイント1円の換算で数百円分から交換できるので、使いやすいのではないでしょうか。
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トク刷るポイントを7月27日から開始。対象となるブラザー製品の初回登録で300ポイント、インクカートリッジの交換で1本につき30ポイント、長期特典として12カ月使用ごとに50ポイントを加算(まったく印刷しなかった月はカウントなし)
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コンパクトながら多機能、印刷速度も画質も向上したDCP-J4140N