米AMDは3月20日、同社グラフィックス製品向けの最新ドライバ「AMD Radeon Software Adrenalin 25.3.2」を公開した。Optional Updateに位置付けられており、適用するには配布ページからダウンロードする必要がある。
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「AMD Radeon Software Adrenalin 25.3.2」公開。『アサクリ』新作対応、不具合多数修正
新作タイトルとして『Assassin’s Creed Shadows』『The Last of Us Part II Remastered』に対応するドライバアップデート。Optional Updateに位置付けられているが、Radeon RX 6000~9000シリーズまでさまざまな不具合への修正が含まれており、必要に応じて適用してもよいだろう。主な修正内容、既知の不具合は下記の通り。
修正した不具合
- Radeon RX 9070シリーズグラフィックス製品でCounter-Strike 2をプレイし、MSAA x8を使用すると不正なガンマが表示される問題。
- 設定を「Very Ultra」画質に設定してPath Tracingを有効にした場合、「Indiana Jones and the Great Circle」で断続的にアプリケーションがクラッシュすることがある問題。
- ROPs数を検出するためにADL SDKに依存しているサードパーティ製ツールは、64ROPsを誤って報告してしまう。
- Radeon RX 9000シリーズグラフィックス製品でAssetto Corsa Competizioneをプレイすると、期待されるパフォーマンスを下回る場合があった問題。
- Radeon RX 6000シリーズなどの一部のAMD Radeonグラフィックス製品で、ゲームプレイ中にAlt-Tabキーを押すと、断続的にシステムまたはアプリケーションがクラッシュすることがあった問題。
- HDMI接続で複数の高リフレッシュレート(+120Hz)モニターを使用している場合、断続的にシステムまたはアプリケーションがクラッシュすることがあった問題。
- Windows Updateにより、インストールされているAMDソフトウェアが上書きされることがあった問題。
- Radeon RX 9000シリーズ・グラフィックス製品で、Adrenalin Editionが古いバージョンのグラフィックス・ドライバで上書きされることがあった問題。
既知の不具合
- Radeon RX 9000シリーズなど一部のAMD Radeonグラフィックス製品でSteamVRを使用すると、メモリリークによりシステムクラッシュが発生する場合がある。この問題が発生したユーザーは、SteamVRの設定でMotion Smoothingをオフにすることで改善する場合がある。
- AMDソフトウェアからのパフォーマンス・ロギング通知においてAdrenalin Editionは、Microsoft Windowsの表示言語が英語以外の場合、右Alt + Lホットキーの使用中に表示されることがある。
- AMD Software: Adrenalin Editionが断続的にクラッシュすることがある。
- Marvel’s Spider-Man 2またはRatchet & Clankのプレイ中に、Adrenalin Editionが断続的にクラッシュすることがある。
- AMD Image Inspectorを有効にして、Marvel Spider-Man 2またはRatchet&Clank: Rift Apartをプレイすると、断続的にクラッシュすることがある。この問題が発生した場合は、一時的な回避策として、AMD Image Inspectorを無効にすることで改善する場合がある。
- ドライバーのインストール直後にMicrosoft Edgeウェブ・ブラウザでYouTubeを使用すると、パフォーマンスが低下することがある。この問題が発生した場合は、一時的な回避策として、Microsoft Edgeを再起動し、YouTubeを再度起動することで改善する場合がある。
- AMD Ryzen 7000シリーズ以上のプロセッサーとAMDグラフィックス製品の組み合わせで、Windows用AMDクリーンアップユーティリティを使用した後、新しいドライバーをインストールすると、AMDバグ報告ツールが断続的に表示されることがある。
- 一部のノートパソコンでドライバーのアップグレードを行った後、内蔵カメラの起動に断続的に失敗することがある。この問題が発生したユーザーは、Windows用のAMDクリーンアップ・ユーティリティを使用し、こちらで入手可能な以前の推奨ドライバーを使用することで改善する場合がある。
- Radeon RX 7000シリーズなどの一部のAMD Radeonグラフィックス製品で、80Hzまたは90HzのリフレッシュレートでVRヘッドセットを使用してゲームをプレイしているときに、スタッターが発生することがある。この問題が発生したユーザーは、一時的な回避策として、リフレッシュレートを変更することで改善する場合がある。。
- AMD Install Managerを使用してチップセット・ドライバをインストール中に、インストールの進行状況が0%と表示されることがある。
- AMDソフトウェアを使用してAMD Chatをインストール中に、インストールの進行状況が0%と表示されることがある。
- AMD Radeon RX 9000シリーズ・グラフィックス製品にアップグレードした後、AMD Software: Adrenalin Editionのユーザー・インターフェイスでAMD Chatをインストールすると、インストールの進行状況が0%と表示されることがある。