VAIOは30日、11.6型ノートPC「VAIO S11」のプレミアムエディション「VAIO S11 | RED EDITION」を発表した。天板やパームレストを深い赤色に染め上げた特別モデルで、数量・期間限定で販売する。

予約開始は2018年8月30日から。配送は9月14日頃。販売期間は同年12月末までだが、予定数に達した場合は早期終了する。直販価格は税別196,800円から。

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    VAIO S11 RED EDITION

赤×黒のツートンが映えるRED EDITION

「VAIO S11 | RED EDITION」は、赤と黒のツートンカラーでデザインされた、VAIO S11のプレミアムモデル。天板は3層塗装で、UDカーボンのベースに、ピンクメタリック(第1層)とレッド(第2層)を重ねて深みのある赤を実現し、その上にUVコーティング(第3層)を施すことで、艶のある光沢感を出した。

キーボード面には、アルマイト染色で赤色に染めたフラットアルミを、パームレスト部に採用。長時間の液体研磨で光沢感を高め、濃い赤で色付けすることで、天板の赤と近い深みと輝きを備えたという。キー部分はブラックだが、指紋センサーやタッチパッド、クリックボタンも赤く染めたものを採用している。

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    VAIO S11 RED EDITIONを開いたところ

  • キーボード面とタッチパッド

天板のVAIOロゴ、液晶ベゼル部と本体側面、底面、オーナメント(ヒンジ外側の飾り)はブラック。光沢のある天板ロゴと、ヘアライン加工を残したオーナメントには、同社が2018年1月に発表した黒色モデル「VAIO S11 | ALL BLACK EDITION」と同じものが使われている。

  • 天板のVAIOロゴ

  • VAIO S11 RED EDITION

    オーナメント

化粧箱は、本体と同じく赤と黒の2色で構成された専用パッケージ。箱の天面には、黒のでVAIOロゴが箔押しされている特別仕様になっている。

  • VAIO S11

    専用の化粧箱

ターゲット層は”昔からのVAIOファン”。かつてソニーのPC部門だったVAIOは、ソニー時代に天板から底面まですべてが赤色のノートPC「VAIO | red edition」(2013年6月)を発表しているが、「これを望む要望もあった」という。

VAIO S11 | RED EDITIONの構成

「VAIO S11 | RED EDITION」は、プレミアムモデルとして、標準で高性能なパーツが選択されている。販路はソニーストアおよびVAIOストアで、いずれも個人向け「VAIO S11」が対象(法人専用モデル「VAIO Pro PF」は対象外)。標準構成時の価格は税別196,800円。RED EDITIONでない通常モデルの同じ構成と比べると、約1.5万円ほど上乗せされる。

標準構成は、CPUがIntel Core i7-8550U(1.80GHz)、メモリが8GB、ストレージが第三世代ハイスピードSSD 256GB、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド(1,920×1,080ドット、アンチグレア)、OSがWindows 10 Home 64bitなど。指紋認証センサーも備える。

インタフェースはUSB 3.0×3、HDMI×1、D-Sub×1など。通信はギガビット準拠の有線LANや、11ac無線LAN、Bluetoothに対応。本体サイズはW283.4×D195.5×H15.0~17.9mm。Officeは非搭載。

カスタマイズでは、メモリやストレージ容量、LTEやOfficeの有無などが選択可能。また、キーボードは標準では日本語配列だが、プラス5,000円で英語配列モデルも選択できる。

  • VAIO S11 RED EDITIONと化粧箱。天板はかなり光沢感がある

  • 化粧箱はしっかりとした作り。外側がレッド、内側はブラックで、こちらもツートンになっている

  • VAIO S11 RED EDITIONの実機

  • 天板の3層塗装の見本。左から、UDカーボン(ベース)、ピンクメタリック(第1層)、レッド(第2層)、UVコート(第3層)

  • 実機のオーナメント部。試作ではブラックだけでなく、赤いオーナメントも検討された

  • クリックボタンのカラーは、天板やキーボード面に近い色が採用された。写真はどれも試作時のもの