Remedy Entertainmentは3月6日(日本時間)、販売中の最新タイトル『Alan Wake 2』に新しい最適化パッチを配信し、ゲームが要求する最小構成要件を引き下げた。NVIDIA GeForce GTX 10シリーズでも1080p 30fpsでのプレイが行えるようになる。

Alan Wake 2は、太平洋岸北西部の大自然に囲まれた小さな町で発生した不可解な殺人事件を追うゲーム。このゲームにはDirectX12 Ultimate規格でのみサポートする最新技術(メッシュシェーダー等)が導入されており、旧世代グラフィックス製品では快適にプレイできない。

性能的にはまだ現行タイトルでもある程度快適に動作させられるNVIDIA Pascalベース、GeForce GTX 10シリーズがこの問題に直面していたというもので、今回レンダリングにおける最適化が図られている。GTX 10シリーズではパフォーマンスが改善され、45%~100%もフレームレートが向上するという。

ちなみに、このゲームはNVIDIA GeForce RTX 40・Radeon RX 7000シリーズ含む最新構成においても、超解像技術・フレーム生成機能を有効化するように推奨されているほど描画負荷がかなり大きい。今回最適化されたNVIDIA GTX 10シリーズではNVIDIA独自のDLSSに対応しないので、AMD FSR 2が唯一のオプションとなる。