NASなどのネットワークストレージ製品を手がけるSynologyが、4TBのハードディスクを内蔵した個人向けのクラウドストレージ「BeeStation」を発表した。スマホやパソコンから写真や動画、ファイルを自動でバックアップでき、インターネット経由で自由に参照できる。人物などの認識機能も搭載し、特定の画像を簡単に検索する機能も備える。実売価格は40,560円前後で、すでに販売中。

  • 4TBのハードディスクを内蔵した個人向けのクラウドストレージ「BeeStation」

「BeeStation」のおもな特徴

  • 4TBのHDDを搭載済み、簡単なセットアップですぐに使い始められる
  • スマートフォンやパソコン、クラウドストレージサービスなどに分散したファイルをまとめて管理できる
  • 画像認識機能を持つAIにより、お目当ての写真を素早く探せる
  • 月額の利用料金は不要で使える

4TBのハードディスクを内蔵した家庭用のクラウドストレージ。Webブラウザー、パソコン用アプリ、モバイルアプリでアクセスでき、さまざまなデバイスや各種クラウドストレージサービスに分散したファイルをまとめて保存できる。データの読み書きはインターネット経由でも可能。AIによる画像認識機能を搭載しており、人物や猫、食べ物、場所などを判別し、簡単に検索できる。

保存したファイルは、URLを生成しての共有も可能。パスワードで保護したうえで、公開期間も設定可能。データは、別のNASや外部のハードディスクに定期的にバックアップする機能も備える。

電源ケーブルとLANケーブルをつなぎ、QRコードをスキャンするだけで接続できるなど、専門知識がなくても使えるよう工夫している。各種クラウドストレージサービスとは異なり、月額料金などは不要で使える。

インターフェースはUSB 3.2 Gen 1 Type-A×1、USB 3.2 Gen 1 Type-C×1、ギガビットイーサネット×1で、無線LANには対応しない。本体サイズは62.6(W)×148.0(H)×196.3(D)mm、重さは約820g。

  • ネットワーク接続はギガビットイーサネットで、無線LANには対応しない