• ジェルクリーナーを載せたキーボード。ビジュアルの圧が強い

愛用しているPC用キーボード(ロジクール「MX KEYS MINI」)、ふと見たら目立つ汚れがチラホラ出てきていました。キーの隙間に細かいゴミが落ちていたり、キーキャップに染みがついていたり。仕事しながらお菓子を貪り食っているのがいけないとは理解しつつ、そろそろ簡易的でも清掃しなければいけなさそうです。

そこで、前から気になっていたダイソーの「ジェルクリーナー」を使って掃除してみました。

  • 「ジェルクリーナー」のパッケージ。「隙間汚れがキレイに取れる!!」とのキャッチコピーですが、果たして効果のほどはどうでしょう

  • パッケージの裏面には諸注意が書かれています。ゆっくり剥がすことが大事で、乾燥すると吸着力が弱まるとのこと

今回試用したのは、ダイソーで販売している「ジェルクリーナー」。価格は110円です。粘着力を利用して、キーボードやリモコン、コントローラーなどの凹凸・隙間部分のゴミや汚れを吸着できます。強くこすりつけたり、凹凸や隙間に1分以上放置したりしないことなどが注意点として書かれていました。

パッケージを開けると、どろっとした青い塊が登場。手で持つと垂れるほど柔らかいですが、かと言って液体でもなく、塊として制御できる絶妙なとろみ具合です。ゆっくり触っていけば、手にくっつくこともありません。ひんやりして、暑い日にいいさわり心地です。

  • 開けてみたところ。乾燥せず水分が保たれている間は何度か使えるようで、戻せるよう袋にチャックが付いていました

  • どろりと垂れ下がるくらいの柔らかさですが、手にくっついたりは(あまり)しません。成分は精製水、グリセリン、(洗濯のりに使われる)ポリビニルアルコール、防腐剤ということで、自由研究などでおなじみの“スライム”に近いようです

改めてキーボードを見ると全体的に埃っぽく、キーキャップに飲み物の汚れが散っていたり、キーとプレートの隙間にゴミが入ったりしています。さっそくジェルクリーナーをキーボードにゆっくり載せ、数秒置いた後に引き剥がしていきました。

  • 改めてキーボードを見ると、汚れやホコリが目立ちます

  • キーの隙間に絡まるように、しかし押し付けないように置いていきます。キーキャップは外せないため、隙間に「入れすぎる」のも避けたいところ

  • キーの隙間に何かある……

  • キーの隙間のゴミ(※お目汚しですみません)。狙いを定めてジェルクリーナーで吸着してみます

  • ジェルクリーナーが奥に入りすぎないよう気をつけつつ、見事、隙間のゴミの吸着に成功

  • 最後はノンアルコールタイプのウェットティッシュで拭き上げ

キーボードを逆さにして振ったり、綿棒を差し込んだりするだけでも、隙間のゴミ取りには効果大ですが、ジェルクリーナーを使うと取り切れない細かな隙間ゴミを手軽に吸着できた点がよかったです。

今回、キーキャップをはずせないパンタグラフ構造のキーボードで試したため、とても柔らかいジェルがキーキャップの下深くに入り込んでしまうと付着したまま残ってしまう恐れがあり、様子を見ながら短い時間でゴミをキャッチしていきました。この「ジェルが残ってしまう問題」には注意して使う必要があるでしょう。

  • 急いで引き剥がすと、ジェルが残ってしまうこともあります

ジェルクリーナーは使い捨てではなく、水分が保たれている限りは繰り返し使え、乾燥を防ぐため密閉できる袋などで保管することが推奨されています。乾燥すると吸着力が失われるとのこと。別容器を用意してもいいですが、パッケージはチャック付きのため、使った後は戻して閉じて保管してもよさそうです。

簡易的な清掃をしただけではありますが、なんとか元通りツルツルスベスベのキーボードが戻ってきました。また汚しすぎないように注意しつつ、定期的にキーボードをメンテナスしていきたいです。