パイオニアは1月24日、アーカイブ用BD/DVD/CDライター「BDR-WX01DM」とアーカイブ対応BD-Rディスク「IPS-BD11J03P」を発表した。1月下旬発売で、価格はオープン。実勢価格はドライブ(ディスク1枚付属)が60,000円前後、ディスク(3枚入り)が2,000円前後。

  • アーカイブ用BD/DVD/CDライター「BDR-WX01DM」

    アーカイブ用BD/DVD/CDライター「BDR-WX01DM」

電帳法改正などの流れによる法定文書などの電子データの長期保存ニーズに応え、官公庁や図書館などで使用されている業務用BDライターで培った技術を一般企業・家庭向けの製品に応用した。

長期データ保存用光ディスクの品質判別方法および長期保存システムの運用方法を定めたJIS X6257規格に準拠した仕様で、ISO/IEC 16963準拠の寿命試験において推定寿命100年以上の長期保存を実現した。

ブルーレイの代替処理機能(DM)を強化した「DM for Archive」に対応したライターとディスク、専用ライティングアプリ「DM Archiver」の組み合わせで、長期保存に耐え得る高品質ディスクを作成できる。また、DM Archiverには暗号化記録・暗号化解除機能も搭載する。対応OSはWindows 10/11。

BDR-WX01DMでは、ライターの基幹部品となる光ピックアップに業務用ライターレベルの高品質部品を採用。また、ダストシールド構造による耐久性の向上、より信頼性の高いモーターの採用など、細部まで品質を追求した仕様となっている。

IPS-BD11J03Pは、全品に対して欠陥・サーボ検査を行うなど、通常のブルーレイディスクよりも厳しい検査基準で品質管理を行っている。寿命推定試験の結果に基づいた加速試験も全ロットで行い、データ再生不良の発生確率を可能な限り下げる。

  • アーカイブ対応BD-Rディスク「IPS-BD11J03P」

    アーカイブ対応BD-Rディスク「IPS-BD11J03P」