アドビは1月25日、UI/UXデザインツール「Adobe XD」に関して、単体プランでの販売を終了したことを明かした。同日までにAdobe Creative Cloudの製品一覧ページからAdobe XDが削除されていた。

  • Adobe XDの操作画面（Adobe MAX 2020 プレゼンテーション取材記事より）

Adobe XDの今後についてアドビに問い合わせたところ、「Adobe XDは単体プランでの販売を終了し、メンテナンスモードとすることを決定いたしました」と回答。現在同ツールを利用中のユーザーに対して、サポートはこれまで通り継続するともコメントした。

  • 製品一覧ページにあったAdobe XDの項目は消えている

Adobe XD単体プランでの販売は終了するが、Adobe Creative Cloudコンプリートプランには引き続きAdobe XDが含まれる。

2022年9月にアドビはAdobe XDの競合ツールである「Figma」を買収していた。今後、Adobe XDはFigmaと統合する予定はあるか尋ねたところ、「何も決まっておりません」との回答だった。

  • Creative Cloud紹介ページには、コンプリートプランに引き続き含まれるためか、Adobe XDのロゴを含むビジュアルが使われていた。一方、Adobe XDを同社サイト内で検索しても製品単独ページは表示されず、サポートページとチュートリアルのみがヒットする状態となっている