マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」のラインアップに、16型液晶ディスプレイを搭載したノートPCの新製品「DAIV 6N」が加わった。
薄型軽量ボディに第12世代Intel Coreプロセッサーや、ミドルクラスの外付けGPUを搭載しており、RAW現像や動画エンコードなど、負荷の高い作業を快適に行えるのが大きな特徴。今回その実機を試すことができたので、従来モデルと比較しながら外観や使い勝手、パフォーマンスなどを紹介していこう。
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大画面化と薄型軽量化を両立
マウスコンピューターの「DAIV 6」シリーズは、17.3型液晶ディスプレイを搭載した「DAIV 7N」と、15.6型の「DAIV 5N」の長所を継承しながら、よりモバイル性能を高めたノートPC。搭載するCPUやグラフィックスの違いにより「6H」、「6N」、「6P-RT」、「6P」の4モデルが用意されており、利用シーンに合ったスペックを選ぶことができる。
そのうち、RAW現像や動画編集などの比較的負荷の高い作業を想定したモデルが、今回試した「6N」だ。従来の「DAIV 5N」からはディスプレイの画面サイズが16インチに大型化しているにもかかわらず、本体の厚みは約20.6mmから約18.5mm、質量は約1.73kgから約1.64kgへと逆に薄型軽量化を実現している。
実際に製品を手にしてみると、そのスリムさに改めて驚く。フットプリントのサイズの割に厚みも質量も少ないため、カタログの数値からイメージするよりも、ずっと薄く、軽く感じる。といってもボディ素材に軽量で強度の高いマグネシウム合金を使用しているため、本体の剛性は高く、持ち運びの際に不安を覚えることはなかった。
本体カラーは明るいシルバーで梨地処理が施されており、指紋の汚れやホコリなどはつきにくく目立ちづらい。天板にはDAIVのロゴが控えめにあしらわれており、シンプルながら洗練されたデザインになっている。底面はゴム足と通気口以外はフラットで、凹凸が少ないためバッグなどにもスムーズに収納することができる。
インタフェースはかなり充実しており、本体左側面にセキュリティースロット、USB 3.1 Type-C(※PD対応)、USB 3.0 Type-A、SDメモリーカードリーダー(UHS-I対応)、ヘッドホン出力/マイク入力端子を、本体右側面にThunderbolt 4(※PD対応)、USB 3.0 Type-A、HDMI、電源端子を搭載している。
従来の「DAIV 5N」はACアダプタが約685gと大きく重めだったが、本製品はその半分以下の約323gに軽量化が図られている。標準のACケーブルは長くて重いが、オプションでショートタイプのACケーブル(770円/税込)も用意されている。標準のACケーブルは長くて重さがあるが、ショートタイプは長さ0.2m、重さ約47gとかさばらないので、出先に持ち運ぶ機会が多い場合は、BTOで選択しておくことをおすすめしたい。