パナソニック コネクトは4月28日、モバイルノートPC「Let’s note(レッツノート)」の法人向けモデルとして、新シリーズ「FV3」を発表した。6月下旬から発売する。価格はオープン。

  • Let’s note(レッツノート)の新シリーズ、14型の「FV3」

今回のFV3シリーズでは、CPUに第12世代Intel Coreシリーズを搭載。同社の独自技術「Maxperformer」も進化し、高いCPU性能を生かしてバッテリ駆動時でも最適なパフォーマンスを発揮しつつ、省電力性能も高めている。

内蔵カメラには、周囲の明るさに応じて自動で顔の明るさを補正する機能を搭載。背景ぼかしや顔位置自動補正、人の声を聞き取りやすくする「COMFORTALK」などによって、快適なWeb会議をサポートするとしている。

音響面では、タイピング音やサイレンといったノイズを低減するIntel GNA(Gaussian & Neural Accelerator)対応のAIノイズ除去機能を備え、スピーカーは音圧の高いボックス型。音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」と合わせてクリアな音声を出力する。

  • タッチパネル搭載モデルと非搭載モデルでは、液晶ディスプレイのベゼル部分が異なる

OSにはWindows 11 Pro搭載モデルを用意。レッツノートシリーズとして初めて「Windows Hello Enhanced Sign-in Security」に対応するなど、セキュリティも強化した。また、ファームウエア攻撃からPCを守る「Secured-core PC」にも標準で対応済みだ。

堅牢性としては、従来のレッツノートシリーズと同様に、ボンネット構造の天板によって液晶割れを防止。100kgfの加圧振動試験や76cm落下試験などをクリアしている。

最上位モデル「CF-FV3ZDKAS」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-1270P(3.5GHz)、メモリがLPDDR4 16GB、ストレージが512GB SSD、グラフィックスがIntel Iris Xe Graphics(CPU内蔵)。OSはWindows 11 Pro 64bit。ディスプレイは14型のタッチ対応で、解像度は2,160×1,440ドット(アスペクト比3:2)。

ネットワークは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.1。インタフェースはUSB 3.1 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、D-sub×1、SDメモリーカードリーダーなど。バッテリ駆動時間は約17時間(バッテリーパックL時)。本体サイズは約W308.6×D235.3×H18.5mm、重さは1.204kg。