独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月30日、「大規模接種センターの予約サイト案内」をかたるフィッシングメールを確認したとして注意を喚起しました。
「大規模接種センターの予約サイト案内」をかたるフィッシングメールに関する相談を確認しました。
フィッシングサイトを確認したところ、各種個人情報、クレジットカード情報を詐取する手口となっています。
フィッシングメールのURLリンクをクリック/タップしないでください!! pic.twitter.com/ahzRxyUsoC— IPA(情報セキュリティ安心相談窓口) (@IPA_anshin) August 30, 2021
IPAによると、フィッシングサイトとして厚生労働省が提供するWebサイト「コロナワクチンナビ」の偽サイトが確認されたといいます。フィッシングサイトでは個人情報やクレジットカード情報の入力フォームが設けられ、これらの情報を詐取する手口が確認されています。
厚生労働省のコロナワクチンナビに似せたサイトにクレジットカードの情報入力を求めるなどの詐欺行為が発生しております。
コロナワクチンナビに銀行口座やクレジットカード番号などの登録を求めることはありません。
このような情報を決して入力されないようにご注意ください。
#新型コロナワクチン— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 30, 2021
フィッシングとみられる偽サイトや不審なSMSに関しては、大規模接種センターを運営する防衛省も同様の注意を出しており、同省では「防衛省・自衛隊や大規模接種センターから、予約確認や問い合わせのメールを送信することはありません」と、案内メール自体が偽物であると注意喚起しています。
また、厚生労働省も「コロナワクチンナビ」の偽サイトを確認しているといいます。同省は、「コロナワクチンナビに銀行口座やクレジットカード番号などの登録を求めることはありません」と強調した上で、「このような情報を決して入力されないようにご注意ください」と呼びかけています。