女優の黒木華が主演を務める、映画『アイミタガイ』(11月1日公開)の特報映像が2日、公開された。
同作は中條てい氏による同名小説の実写化作。良き理解者として側にいてくれた親友が、突然事故で亡くなったが、ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、返事が来ないと分かっていても親友にメッセージを送り続ける。親友を失ってから立ち止まってしまった梓に訪れる、あたたかなふれあいを描いている。
この度解禁となったのは、梓と親友の叶海(藤間爽子)を軸に、一期一会の連鎖で出会いが繋がっていく、登場人物たちの特報映像。「梓がこの先さ、迷ったり悩んだりした時は言ってね」と梓に寄り添う叶海のセリフと共に映される、親友同士の2人の様子と、笑顔の2人の写真が設定されたスマホのロック画面、そして叶海との突然の別れが切り取られている。
映像では「いい友達を持ったよね」と微笑む梓の恋人・澄人(中村蒼)の姿や、梓と同じように立ち止まってしまった叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)、梓がピアノ演奏を頼むことになる、こみち(草笛光子)の姿が次々に映る。梓の祖母(風吹ジュン)が“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかけ、最後には笑顔を浮かべながら涙を拭う梓の姿が映し出された。
【編集部MEMO】
映画『アイミタガイ』ストーリー
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と2人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
(C) 2024「アイミタガイ」製作委員会