日本の47都道府県の名称と位置は、小学3、4年生において学習することが定められている。これは現在の小学校の学習指導要領によるものだが、すでに成人済みの人でも、だいたい同じくらいの時期に覚えた人がほとんどのはず。いまだに位置を正確に把握できていない都道府県があり、しょっちゅう間違えるという人もいるかもしれない。
こうした都道府県名を当てるパズルやクイズは、書籍だけでなくネット上にも多数存在しており、大人が楽しめるものも多い。今回は都道府県をはじめ、日本の地図を使ったパズル・クイズを公開しているサイトの中から、子供はもちろん大人のプレイにも耐えられる、ユニークなコンテンツを6つ紹介する。
あそんでまなべる 日本地図パズル
「あそんでまなべる 日本地図パズル」は、デジタルジーンが提供する同名スマホアプリのウェブ版。画面下部に表示されている都道府県をドラッグして日本の白地図にあてはめていくベーシックな設計で、完成までの時間の短さを競う仕組み。
画面が小さいため縮小表示もしくは部分表示のどちらかを選んでプレイしなくてはならず、都道府県名の知識だけでなく操作の要領も問われる。
47都道府県名をクリックして答える都道府県クイズ
「47都道府県名をクリックして答える都道府県クイズ」は、「Start Point」が提供する、指定された都道府県の位置を白地図上でクリックするクイズ。
穴埋め式の都道府県名当てクイズと違って前問までの回答履歴が残らないため、消去法で答えることができず、きちんとその都道府県の位置を把握できているかが問われる。回答結果は地方別に表示されるので、地方ごとの把握具合がひとめで分かる。
日本の県庁所在地を答える県庁所在地クイズ
「日本の県庁所在地を答える県庁所在地クイズ」は、「Start Point」が提供する、47都道府県の県庁所在地名を回答するクイズ。
白地図には都道府県名も書かれていないので、実質的に都道府県名を推測してからでないと回答できないこと、また選択制ではなく自由入力ということもあって難易度は高い。自由入力が面倒な人のために、マウスクリックのみで回答可能なバージョンも用意されている。
都道府県の形あてクイズ
「都道府県の形あてクイズ」は、「都道府県の形あてクイズ」は、都道府県の形状を見て、その名前を当てるクイズ。
4つの候補から選ぶ方式とはいえ、隣接している都道府県や路線、土地の起伏などのヒントも一切ないため、要領をつかむまでは正解は至難の業。どうしても分からない場合はヒントとして、人口、地図上の位置、都道府県章(マーク)、最初の文字を表示する機能も用意されている。
東京都区部 Map Quiz Game
「東京都区部 Map Quiz Game」は、世界的に有名な場所当てゲーム「GeoGuessr」を運営するSeterraが提供する、東京23区の位置を白地図上で指定するクイズ。
都道府県ではなく東京23区だけにフォーカスしたパズルは珍しい。ランドマークや路線などのヒントは一切なく、また前問までの回答履歴が残らないため消去法での回答もできず、難易度はかなり高め。
地図パズル製作所
「地図パズル製作所」は、正方形のタイルに分割された地理院地図を並び替えて、正しい地図を完成させるパズル。なかでも特定の市区町村単位のパズルは難易度が高く、地元民でも容易には正解できない。
また最高難易度のレベル6ではタイル総数が1000を超える上級者向けパズルも。それぞれのパズルに記された目安時間を目標にプレイするとよいだろう。