米MicrosoftでVice ChairとPresidentを務めるBrad Smith氏は7月12日(現地時間)、Twitterに投稿する形で、カリフォルニア州の裁判所がFTCによる仮差し止め請求を棄却したと明らかにした。これによりMicrosoftによるActivision Blizzardの買収は大きく進行した形になる。

  • Microsoft、Activision Blizzard買収に一歩前進 – 米FTCの仮差し止め請求棄却

Microsoftは同社が展開するゲーム事業においてActivision Blizzardが大きな役割を果たせると考えており、買収に向けて動いてきた。すでに一部の国では合併が認められているものの、独占禁止法(反トラスト法)などで承認が進んでいない国も存在。アメリカでも承認されておらず、FTC(Federal Trade Commission、連邦取引委員会)が競争力の低下等を理由に挙げ、仮差し止め請求を行っていた。

今回この請求について、FTCが指摘していた懸念が実際に起こりえると証明する確固たる証拠はないとして、請求を棄却した。なお、Bloombergの報道ではすでにFTCが上訴に向けて動いているとしており、12日にも上訴する可能性があるという。