ゼンハイザーは、ポッドキャストやゲーム配信などの配信者向けに設計した、USB-C接続の「Profile USBマイクロホン」を4月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,000円前後。ブームアーム付きセットも33,000円前後で同日発売する。

  • Profile USBマイクロホン

  • Profile:22,000円前後
  • Profile Streaming Set:33,000円前後
  • Profile Streaming Set

プロ向けショットガンマイク「MKE 600」にも使われている、ドイツ製マイクカプセル「KE 10」を採用したUSBマイク。

ゼンハイザーではゲーマーやストリーマーに向けた「A4V(Audio for Video)」というカテゴリーに注力しており、ゲーム配信やポッドキャスト配信の市場がグローバルで伸びていることから、新たに「Profile」を投入する。USB Type-Cケーブル1本で接続でき、Windows 10以上のPCやMacOS 10.15以上、iPadOS 14以上、Android 9.0以上を搭載したデバイスと組み合わせ、ソフトウェアなしで使える。

Profileの開発にあたっては、既存のUSBマイクに対する「音質に満足できない」、「本体にミュートボタンがない」、「ボタンのクリック音がうるさい」、「振動ノイズを拾ってしまう」といったユーザーの不満の声を反映し、さまざまな設計上の工夫をこらしている。

具体的には、前出のマイクカプセル KE 10を採用して「自然で聴き心地の良いサウンド」を追求。DSPによってKE 10をProfile用にチューニングしており、アコースティックギターの集音にも適するとしている。マイクの指向性はカーディオイド(前面の音を集音)。最大音圧レベルは125dB SPL。サンプリングレート/ビットレートは最大48kHz/24bit。

  • 本体前面

また、マイク本体に触れて操作しても音にノイズが乗らない“ノイズレス”のミュートボタンを装備。マイクゲインを調整するトリム、モニターバランス調整ボリューム、ヘッドフォンボリュームも装備し、本体から各種調整が行えるようにした。マイクゲイントリムには、電源やミュートの状態、オーディオクリップを確認できるLEDリングも備える。

  • ミュート状態にすると、ミュートボタンとマイクゲイントリムが赤く光る

  • 黄色に光っているときは過大入力(オーバーロード)。音割れ(クリッピング)していないか、マイク本体のみでも視覚的に分かりやすくした

本体には、メタルグリルとウレタンウインドスクリーンを採用することで耐久性を確保し、吹かれ防止機構も装備。ショックマウントサスペンションで振動ノイズも抑える。背面には3.5mmステレオミニヘッドホン端子を備える。スタンドはセルフロック式ジョイントによる調節可能なチルト機能を備えており、マイクを音源に直接向けられる。

  • 背面

本体サイズと重さは、マイクが50×152mm(直径×高さ)/350g、テーブルスタンドが98×18mm(同)/60g。長さ1.2mのUSB-Cケーブルが付属する。Profile Streaming Setには、前出のマイク本体に加えてケーブルマネジメント内蔵のクランプ式ブームアーム(長さ780mm、重さ820g)、長さ3mのUSB-Cケーブル、マイクポーチを同梱する。

  • Profile Streaming Setの製品内容

なお、発売時期は未定だが、別売オプションとしてブームアームとテーブルスタンド、USB-Cケーブル(3m)の単品販売も順次行う。価格はオープンプライスで、店頭価格は順に15,950円前後、4,950円前後、3,300円前後を見込む。

  • ブームアーム

  • テーブルスタンド

  • USB-Cケーブル(3m)