映画『チェリまほ THE MOVIE』(4月8日公開)の無発声応援&ツイートOK上映が5日に行われた。
同作は豊田悠による同名コミックの実写化作。童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚衛二)は、社内随一の人気者で仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)に触れ、自分への恋心を聞いてしまう。
映画の上映中に観客が声をかけて盛り上がる「応援上映」。コロナ禍で発声が難しくなってしまったものの、最近は「無発声応援上映」回も人気となっている。同作ではペンライトやタオルなどの応援グッズの持ち込みができ、上映中のツイートもOKという「無発声応援&ツイートOK上映」を東京・横浜・名古屋・大阪・札幌・福岡の6都市8館同時スタートで実施し、今回はTOHOシネマズ池袋の模様を紹介する。
それぞれに応援グッズ手にし集まったファンたちは、冒頭から挿入歌「Gimme Gimme」(DEEP SQUAD)に合わせて音楽に乗り、ちょっとしたライブのような雰囲気に。安達と黒沢が初詣に行くシーンでは、2人の柏手に合わせ一緒にお参りしているようなファンたちの手の音が響く。他にも長崎に転勤した安達を歓迎する拍手、さらには2人の結婚式シーンでの参列者のような拍手など、まるで物語の中に入り込んだかのような盛り上がりを見せる。
一方で、2人が思いを伝え合うシーンなどは、観客も応援せずに見守りムードと使い分けも。ツイートもOKということで、Twitterでは赤楚と町田がインスタライブで決めたという『チェリまほ』ファンの呼称「チェリ家(け)」を使った「#チェリ家応援中」というタグに、発声できない思いや細かい見どころなどが集まる。全国の上映館から実況ツイートが集まり、映画館に赴けなかったファンも”エア実況”に参加した結果、ハッシュタグはトレンド入り。最後には主題歌「心音」(Omoinotake)と共に流れるエンドロールに合わせ会場のペンライトが光り、無発声ながらも一体感を見せる上映となっていた。