任天堂が強かったゲーム市場を切り崩し、トップシェアを奪うまで成長したのが「PlayStation」。
この家庭用ゲーム機が発売されたのが、1994年の今日です。
当時のゲーム機で人気が高かったのは、1990年に発売されたスーパーファミコン。同世代となるセガのメガドライブ(1988年発売)、NEC HEのPCエンジン(1987年発売)から遅れての登場となったものの、ファミコンから続く任天堂の人気は高く、瞬く間にトップシェアとなりました。
この次の世代となるゲーム機として注目を集めたのが、1994年11月に発売された「セガサターン」です。ゲームに強いセガだけに、以前からのゲームファンにとって待望といっていい新製品でした。
これに続いて発売されたのが、「PlayStation」。最初はゲーム機そのものよりも、「あのソニーがゲーム市場に参入する」という物珍しさの方が強かったように思います。こちらもセガサターンと同様メディアにCD-ROMを採用し、ゲームソフトの生産コストの圧縮、追加生産しやすい柔軟性を実現しました。
薄く直線的なデザインはゲーム機として珍しかったのですが、それ以上に特徴的だったのが、コントローラーの形状です。グリップのあるデザインは従来と大きく違っていましたが、その握りやすさから受け入れられ、その後のゲーム機に大きく影響を与えました。
初期からナムコがゲームメーカーとして参加していたのも強み。とくにローンチタイトルの「リッジレーサー」、翌年3月に発売された「鉄拳」は、アーケードゲームのクオリティが家で遊べるとあって、PlayStation普及の後押しとなりました。
Wikipediaによると、1994年に発売されたゲームは17本、1995年は132本、そして1996年は415本となっており、急激にシェアが伸びていったことが感じられます。
12月3日のおもなできごと
1994年、SCEが家庭用ゲーム機「PlayStation」を発売
1999年、ソニーがムービーカメラ「MD DISCAM」を発売
2010年、ウィルコムが月額980円の「だれとでも定額」を開始
2010年、パナソニックが「LUMIX DMC-GF2」を発売
2010年、ドコモが「LYNX 3D SH-03C」を発売
2011年、ウィルコムが「安心だフォン WX01A」を発売
2014年、JAXAが小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げ
2018年、SIEが「プレイステーション クラシック」を発売
2019年、オムロンヘルスケアが「HeartGuide」を発売
2020年、ガーミンが「VENU SQ」を発売
Source: SIE