9月12日より公開される福山雅治×有村架純共演の映画『ブラック・ショーマン』の最新映像が29日、公開された。

映画『ブラック・ショーマン』
(C)2025「ブラック・ショーマン」製作委員会
東野圭吾による小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を映画化した本作。刑事・物理学者・探偵・超能力者など、数々の魅力的な主人公を生み出してきた東野が、超一流マジシャンの活躍を描いて国内累計発行部数はシリーズ累計で87万部を突破し、2020年の発行以来、多くの言語に翻訳されて世界中で読まれるなど大ヒットを記録した小説だ。
ラスベガスで名を馳せるほどの卓越したマジックの腕前と、巧みな人間観察能力を持つ主人公・神尾武史を演じるのは、アーティストとしても俳優としても第一線で活躍する福山雅治。彼は金銭にシビアで、息を吐くように嘘を吐くという個性的なキャラクターだ。さらに、武史の姪であり、実父が殺害された事件の真相を追う神尾真世役には、その確かな演技力で人々を魅了するトップ俳優・有村架純が抜てきされた。本作が初共演となる2人が名バディを組み、謎の殺人事件に挑む。
今回公開となった60秒の映像では、事件の真相に迫るため、警察相手にも手段を選ばない武史の大胆不敵な様子や、結婚を間近に控え幸せそうな笑顔から一転、父の訃報を受ける真世の姿が描かれ、2人のキャラクターがより立体的に表現。映像後半には、漫画を描く人物や捜査メモのような走り書き、色褪せたアニメの看板など、気になるシーンが散りばめられ、まだ明かされていない登場人物やストーリーへの期待感も。原作のボイスCMで武史役を演じた津田健次郎によるナレーションも映像に深みを与えている。
クランクアップを迎えた福山は、「ダークヒーローを演じてみたい」という自身の言葉がきっかけで東野が『ブラック・ショーマン』を執筆したという経緯を明かし、有村との初共演についても手応えを感じている様子を語った。
【福山雅治 クランクアップコメント】
今作で演じた神尾武史のキャッチコピーは「新時代のダークヒーロー」。マジックはもちろん、扮装、殺陣など、盛り沢山な作品になりました。そのひとつひとつ表現を楽しみながら撮影することが出来ました。僕にとって「ダークヒーロー」という新しいキャラクターに挑戦できる機会をいただけたことによって、表現の幅を拡大することが出来たのではと感じております。
初共演となった有村さんは、クランクインから説得力のあるお芝居をされていました。無言の涙という初日に撮影するにはハードルが高いシーンだったと思いますが、有村さんは見事に演じられていました。その有村さんのお芝居がこの作品にリアリティを持たせてくれていると感じています。
『ブラック・ショーマン』は、現代の日本に横たわる社会課題を、マジックのように鮮やかにエンターテインメントに昇華していく、そんな作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。
【有村架純 クランクアップコメント】
撮影中は私が演じた真世の父である英一さんのことをずっと考えて生きていたので、ようやく解き放たれたような気持ちです。福山さんは非常に親近感を持って自分とも向き合ってくださったので、撮影が進むにつれて距離がどんどん縮まった気がしていて、自然とお芝居で踏み込んでいく遠慮がなくなって、いいバディが組めたと思っています。
『ブラック・ショーマン』は、静かな町で起こるとても切ない物語です。年齢問わず楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ映画館でこの世界観を楽しんでいただきたいですし、福山さん演じる神尾武史さんのマジックも素晴らしいのでぜひ注目してください。
【編集部MEMO】
福山雅治は、1969年2月6日生まれ。56歳。長崎県出身。当時19歳だった1988年に映画『ほんの5g』で俳優デビュー。1990年にはシングル『追憶の雨の中』で歌手デビューを果たし、以降は俳優兼歌手の二刀流として活躍。ドラマ『ひとつ屋根の下』『ガリレオ』(ともにフジテレビ系)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)、映画『そして父になる』などに出演する傍ら、「HELLO」や「桜坂」などのヒット曲を世に送り出す。ラジオパーソナリティとしても人気で、『福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ』(ニッポン放送)は2000年の開始から15年も続いた。