俳優・菅田将暉が主演を務める映画『サンセット・サンライズ』(2025年1月17日)の場面写真8点が24日、公開された。

  • 映画『サンセット・サンライズ』より

本作は、楡周平氏の同名小説を映画化したヒューマン・コメディ作品。都会から“お試し移住”した釣り好きのサラリーマン・西尾晋作(菅田)と、宮城県・南三陸で生きる地元住民たちとの交流、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描く。脚本は宮藤官九郎が務め、『あゝ、荒野』『正欲』などの岸善幸監督がメガホンを取る。

コロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題を背景にした本作。今回公開された場面写真は、南三陸の海で笑顔を浮かべて釣りを楽しむ菅田のカットなど全8点。移住先で出会った町のマドンナ的存在・関野百香を演じた井上真央、百香の父親で晋作の世話を何かと焼いてくれる漁師・関野章男を演じた中村雅俊らを捉えたカットが並ぶ。

このほか、自主隔離になった晋作がマスクにサングラス姿で変装し、釣り道具を抱えてこっそり家を抜け出す姿や、晋作と百香が距離をとりながら、同じ室内で携帯を使って会話するシーンも。百香の幸せを陰ながら祈っている“モモちゃんの幸せを祈る会”のメンバーを演じた三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさおらと芋煮会でもめているシーンなど、晋作に巻き起こる“まさかの人生”を感じさせるカットの数々となっている。

【編集部MEMO】
菅田にとって、脚本・宮藤官九郎と初タッグとなる本作。菅田は、映画化決定の発表時、「岸善幸監督と『あゝ、荒野』を撮り終わった後、次は笑える作品が良いよねと話していました。沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思います。そんな中、脚本に宮藤官九郎さんが加わると聞きました。上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした。岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います。沢山の方に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。僕自身沢山笑い、ほんの少し泣きました。映画『サンセット・サンライズ』宜しくお願いします」とコメントを寄せていた。

(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会