アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が主演を務める、映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)のコメントが6日に届いた。

  • 左から中島健人、山崎育三郎

    左から中島健人、山崎育三郎

同作は真保裕一氏による同名小説の実写化作。ある日、政治家一族の宇田清治郎(堤真一)の孫娘が誘拐される。さらに犯人からの要求は、身代金ではなく「明日夕方5時 までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」というもので、それは決して明かすことが許されない、国家を揺るがす“罪”だった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司(中島)は、家族の命を救うため前代未聞の大事件に挑む。

バディを組む山崎育三郎と中島健人

政治家一家・宇田家の次男・晄司は建築会社を設立するも倒産し、やむなく国会議員の父・清治郎の秘書を務めながら煮え切らない日々を送っていた。そんなある日、一家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐されてしまう。犯人からの要求は、身代金ではなく「これまでに政治家として犯した罪をすべて自白しろ」という清治郎への脅迫だった。そんな状況下でも、内閣府副大臣という地位と権利に固執し口を閉ざす父に対するもどかしさから、晄司は怒りをあらわにして父と真っ向から対立し、警察やマスコミ、国民までをも巻き込む壮大な事件に立ち向かうことになる。

事件解決に向けて協力し、晄司のバディのような存在となる刑事・平尾役の山崎は、劇中での2人の関係性について「それぞれの立場での信念、プライドを持っていますが、2人の目的は事件を解決することです。また、同じ世代、同じ時代を生きている者同士の距離感の近さを感じました。目的に向かって、どうやって2人で寄り添っていくのか。言葉を交わさずとも感じあえる関係性だと思います。平尾と晄司の関係性に近いものを、健人くんに感じましたね」と、舞台裏の中島自身とも相性が抜群であったことを告白。

さらに山崎は「健人くんとは初共演なんですけど、勝手に前から同じ雰囲気だと感じていました。ジャンル関係なく、歌うこと、踊ること、お芝居をすることに対してどこか客観的に見ながら、自分をどう輝かせることができるのかを考えている方なのかな、と。僕も同じような気持ちで表現に挑んでいるので、共感することが多かったです」と、共通点を明かした。

中島も山崎について「育三郎さんは気軽に話しかけてきてくれて、お互いに舞台の上に立つ人間でもあるので、腹を割って話せる仲になれたと思います。役同士の関係性の面でも、駆け引きしながらでしたが、シンパシーを感じました。今回歩き方からかっこよくて、この映画に沿った無骨な感じを出されていたので、晄司と平尾の親和性みたいなものが出て、ファンの方もお客さんも喜んでいただける気がします」と深い関係性を築きあげた様子。アイドルとして、ミュージカル界のプリンスとして、互いに近い感覚を持つ相性抜群の2人は新たなバディとなり、24時間という限られたタイムリミットの中でどう事件に立ち向かっていく。