映画『アナログ』(10月6日公開)の公開直前イベントが18日に都内で行われ、主演を務める二宮和也、波瑠が登場した。
同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。
■二宮和也、誇らしげに親友の存在を告白「俺は4人います」
大切な人と一緒に観る試写会として開催された同イベント。集まった観客がうちわを使って参加するコーナーもあり、「映画を観て泣いた?」という質問では、多くの「はい」という回答が挙げられる。これに二宮は「泣くということが1つの評価ではないですが、多くの方がそう言ってくださると、制作側としては救われます」と喜びを語った。
また、同作の内容にちなみ「携帯電話を持たない人と恋愛はできる?」と聞かれた二宮は「俺は結構できなさそう……」とポツリ。一方の波瑠は「気持ちだけで考えたらできなくはないと思う。絶対不便だと思いますけど、気持ちとして好きなんだったら、それでなしになるのは、う~ん……と思います」と持論を展開する。
この話を聞いた二宮は「モデルケースでいうと、古田新太だよね(笑)。『あの人はケータイを持っていないけど、だいたい三茶にいるよね?』みたいな特性があれば(笑)」と古田を例に挙げて話し、笑いを誘っていた。
続いて「なんでも話せる親友はいる?」という質問では、「なんでも話せる」という部分にひっかかった様子の二宮と波瑠。波瑠が「二宮さんの悩みなんてわかる人いないよ! こんなすごい舞台に立っている人の悩みなんてわかってあげられないもの!」と話すと、二宮は「逆に言うと、仕事とか立場でいったら嵐の人には言える。だってあの人たちしかわからないから」「ずっと同じ価値観で進んでいる友達ってあの人たちしかいないんだよなぁ……」と自分で納得した表情を見せた。最後には「俺は(親友)4人います!」と胸を張り、会場を盛り上げた。