映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(5月20日/6月24日公開)の特別動画「『鋼の錬金術師』PERFECT GUIDE」第3回目が19日に配信された。

  • 筧利夫

    筧利夫

同作は2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された人気漫画の実写化作。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ”人体錬成”に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の物語を描く。

第3回目の配信「#3 MESSAGE」では、ナレーションをエンヴィー役の本郷奏多が務めた。番組内では原作者・荒川弘からのメッセージを紹介する。前作を観てからオリジナルキャストでの完結編を切望していたという荒川は「エドとアルの旅を最後まで描き切ってもらえて本当に嬉しかったです。原作が凝縮されているので、イベントが目白押し。本当に全部が見どころなので、原作ファンのみなさまにも是非観ていただきたいです」と期待を語ると共に、“お父様”との壮絶な最終決戦が描かれる『最後の錬成』についても触れている。さらに、荒川が選ぶ『復讐者スカー』見所ベスト3も発表され、実写版ならではのお気に入りポイントを明かした。

第3位はエドとアルが旅の途中で出会った、不老不死の力を求めて賢者の石を狙うシン国の第十二皇子リン・ヤオ(渡邊圭祐)とやり取りするシーン。第2位は国家錬金術師に復讐を誓った傷の男”スカー”(新田真剣佑)との対決で、エドがウィンリィ(本田翼)に銃を手放させるシーン。そして第1位は、リンの護衛のフー(筧利夫)が、怪我を負った孫のランファン(黒島結菜)に「腕、無いのか」と呼びかける、原作ファンの中でも名場面と名高いシーンとなっている。

アニメ版で主人公エドを演じる朴ロ美(※ロは王偏に路)からもコメントが到着した。現在、大阪府のひらかたパークで開催中の原画展『20周年記念 鋼の錬金術師展 RETURNS』の内覧会に、実写版主演の山田涼介と訪れた際の様子、そしてWエドでの対が収められている。原画展の見学を通じて興奮冷めやらぬ2人が「生きている感じがする」「荒川先生の体内に入っていく感じがする」など、改めて『鋼の錬金術師』の持つ圧倒的なパワーを感じる一幕も。朴が実際に『完結編』の撮影現場に訪れた時のことも振り返り、山田による「朴さんのお芝居を何度も何度も観返して撮影に臨んだ」というエピソードも明かされた。