週末の夜遅くに掲載している「今週のデジタル編集部」。普段の誌面からちょっとそれまして、編集後記をお送りします。 |
今日はブラックフライデーのセール初日ですね。僕はAmazonで前のセールから目をつけていたゼンハイザーのヘッドホン「HD 599 SE」と、ProGrade Digitalのかなり速いSDカード「COBALT 300R 64GB」を買いました。ダメ押しとばかりに、お安くなっている「Kindle Paperwhite」新モデルも欲しい…ところですが、まだ本棚には読めてない紙の本がたくさん残っています。実はウェブ媒体にいながら極めて過激な活字派なんですが、読書体験でのDXもちょっと気になってきています。
(原)
アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』を観ました。内容はほぼ「ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント」というキャッチコピーのとおりで(中盤以降ややシリアスめな展開が続きますが)、劇場では部活帰りの少年5人組から老夫婦まで幅広い世代が観ていた印象でした。途中まではテンポも良く楽しめましたが、劇中に出てくるAIや開発企業のスタンスに、いわゆる先端技術の情報に日々触れている筆者としては「ん?」と首をひねる場面が。主人公のサトミとAIのシオンを巡る“幸せ”のあり方にあまり感情移入できず、やや食い足りない印象もありました。
それにしても、かつて思い描いていた“少し先のミライ”が現実味を帯びてくると、創作側にとってはリアルさをどこまで拾いつつドラマチックに仕立て上げるか、観客を納得させつつストーリーに引き込むには何が必要か、そのへんを考えるのが大変だろうなぁ……などと勝手に心配してしまいます。VR/ARも宇宙旅行もどんどん身近になるでしょうし……そうするとやはり次はまだまだナゾの多い深海か!?
(かつてJ・ヴェルヌ『海底二万里』を愛読していた編集RS)
「BALMUDA Phone」、ちまたでは厳しい評価が聞こえてきます。スペックの割に価格が高いのは確かです。大きさやデザインに価値を見いだせるか、オリジナルアプリを含めた使い勝手、総合的なユーザー体験が大切なんですが、実感として伝わりにくいところなんですよね。試用機をお借りしたのでこれからじっくり触ってみます。
(林)