オーディオテクニカは、ハイレゾ相当の高音質で聴けるLDAC対応のワイヤレスヘッドホン「ATH-M50xBT2」を9月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は24,000円前後を見込む。
また、有線ヘッドホン「ATH-M50x」にメタリック×オレンジの限定カラーを採用した「ATH-M50x MO」を同日9月24日に発売。価格はオープンプライスで、店頭価格は21,800円前後を見込む。詳細は後述する。
ATH-M50xBT2
プロ向けモニターヘッドホン「ATH-M50x」をワイヤレス化した「ATH-M50xBT」(2018年発売)のサウンドを継承しつつ、最新のニーズに合わせてアップデート。独自開発の45mm大口径ドライバーと専用アンプを搭載しており、透明感のある中高域表現と深く正確な低音レスポンスを実現する。
DAC/ヘッドホンアンプに旭化成エレクトロニクス製「AK4331」を採用。96kHz/24bitに対応し、LDACで伝送された音源を高解像度再生できるとする。さらに、高級アンプなどで使われるオーディオグレードのコンデンサーを超小型化した、チップタイプのルビコン製PML-CAPコンデンサーをAK4331の電源回路部に採用。電流が安定し、ノイズや歪みの発生を抑えた純度の高い音を再生可能にした。
Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBC、AACに加えて、ロスレスに近い音質が楽しめるLDACもサポート。新たに、音と映像のずれを抑える低遅延モード(Low Latency Mode)を搭載するほか、2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントにも対応する。ほかにも、L型の3.5mmステレオミニプラグを備えた長さ1.2mのケーブルが付属し、有線接続でも使える。
通話性能も強化し、ヘッドホンの本体2カ所のMEMSマイクを利用したビームフォーミングマイク技術により、周囲の雑音が多い環境でもクリアな通話を実現。また、ヘッドホンを装着したままでも自分の発した声や周囲の環境音が聴ける「サイドトーン」機能を備える。マイクミュートにも対応する。
スマートフォン向けの専用アプリ「Connect」からイコライザー設定を調整し、設定を保存可能。音声アシスタントのAmazon Alexaや、Android端末との初回のペアリング作業がスムーズに行える「Google Fast Pair」にも新たに対応する。
再生時間は最大50時間。約10分の充電で約180分使える急速充電に対応する。機器とつながっていない状態で5分経過すると自動的に電源オフになる「オートパワーオフ」機能も備える。再生周波数帯域は15Hz〜28kHz、出力音圧レベルは99dB/mW、インピーダンスは38Ω。重さは約307g。
ATH-M50x MO
ATH-M50xの2021年度の限定カラーモデル。2020年に同社が実施したカラー投票企画において、全世界から集まった総数13,638票の中で5,000票以上を獲得し、ユーザーの支持を最も集めたというLantern Glowカラーを採用している。ベースモデルの音質や機能はそのままに、本体のカラーリングをメタリックな質感と鮮やかなオレンジで仕上げた。
45mm径のCCAWボイスコイルドライバーを搭載。楕円形のイヤーカップ、片耳モニタリングが可能な90度反転モニター機構を採用している。イヤーパッドとヘッドパッドには耐久性を高めた素材を採用。ケーブルは着脱可能で、長さ1.2mのカールタイプ、3mと1.2mのストレートタイプを各1本同梱する。