レノボ・ジャパンは24日、Daydream対応のVRヘッドマウントディスプレイ「Lenovo Mirage Solo with Daydream」を国内発表した。同日予約開始し、5月11日に発売。価格はオープンで、店頭予想価格は税別51,200円前後。

  • Lenovo Mirage Solo with Daydream

「Lenovo Mirage Solo with Daydream」は、2,560×1,440ドット解像度のVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)。GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応し、PCやスマートフォンと接続することなく、単体でVRアプリやVR動画を楽しめることが特徴。2018年1月に米・ラスベガスで開催された「CES 2018」で発表されていた。

一般的なHMDと同じく前面に2基のレンズを備え、頭にかぶせてVRコンテンツを視聴できる。装着者のトラッキングは、部屋の隅に置くトラッカー不要で、本体のみで6DoFまでを認識。左右を見る、上下を見る、左右に振るといった頭の動きに加え、Googleの位置トラッキング技術「WorldSense」を搭載することで、前後に歩く、サイドステップ、しゃがむ/立つ/ジャンプといった空間内の体の動きの検出も実現した。

  • 本体のみで6DoFの検出に対応。ジャンプや前後に歩くといった体の動きを検知する

本体にはmicroSDカードスロットを備え、最大256GBの外部SDカードが利用可能。インターネット経由でVRコンテンツを再生したり、VRアプリをダウンロードして楽しむだけでなく、SDカード内のVRコンテンツも本体で再生、視聴できる。また、3.5mmオーディオジャックも搭載し、ヘッドホンやイヤホンを接続して音響も聴取できる。

製品には、VRコンテンツの操作に必要なモーション・トラッキング・コントローラを同梱。コントローラは手のひらサイズで、上部にトラックパッド、中央にアプリボタン、ホームボタン、右側面に音量ボタンを搭載している。

ディスプレイは5.5インチで、解像度は2,560×1,440ドット。視野角は110度。プロセッサにはQualcommのSnapdragon 835を採用する。メモリは4GB、ストレージは64GBを内蔵。バッテリは4,000mAhで、駆動時間は約2.5時間。カラーはムーンライトホワイト。

通信インタフェースはIEEE802.11ac/n、Bluetooth 5.0。センサー類は、ジャイロ、加速度、電子コンパス、近接を備える。本体サイズはW204.0×D269.5×H179.9mm、重量は645g。