watchOS 11では、「アクティビティ」アプリの新たな指標として「トレーニングの負荷」が追加されました。これは直近7日間のワークアウトによって身体にどの程度付加がかかっているかを視覚的に表示する機能です。

「トレーニングの負荷」とは?

「トレーニングの負荷」は、「アクティビティ」アプリに追加された新しい指標です。過去28日間に行ったワークアウトと比較して、直近7日間のワークアウトが身体に与えている負荷を5段階(かなり上/上/一定/下/かなり下)で評価します。

これまで感覚的にしか把握できていなかった身体への負荷状況が視覚化されることで、アスリートが大会に向けて計画的なトレーニングを行ったり、初心者や趣味のランナーが適度な負荷で継続的にトレーニングするための参考にもなるでしょう。

「トレーニングの負荷」を確認する方法

「トレーニングの負荷」を確認するには、「アクティビティ」アプリを開き、右上のアイコンをタップします。

  • 「アクティビティ」アプリを開き、右上のアイコンをタップ。[トレーニングの負荷]の現在の状況が表示されます。デジタルクラウンを回すと、過去7日間の評価の推移がわかります

  • 上記の画面から、下部をタップするとその日のバイタルが表示され、体調の変化を確認できます。複数の種目でワークアウトを行っている場合は、右上のアイコンをタップすると特定の種目だけ選んで表示できます

iPhoneではより詳しい情報を確認できます。

  • 「フィットネス」アプリ→[トレーニングの負荷]をタップ。1カ月分の履歴が表示されます。グラフをタップすると過去の分に遡ることができます

「トレーニングの負荷」を評価するための指標

「トレーニングの負荷」は、ワークアウトの強度や時間をもとに評価されます。ワークアウトの強度を示す指標は、年齢・身長・体重などの基本データと、ワークアウト中の心拍数・高度・GPSデータなどを組み合わせ、独自のアルゴリズムによって算出される「エフォート評価(難易度)」です。

エフォート評価はワークアウト終了時のサマリー画面に表示されます。評価が自分の体感と合わない場合は、手動で調整することも可能です。より正確な評価が必要な場合は毎回チェックするのがおすすめです。なお、筋力トレーニングなど一部の種目では自動的に算出されないため、手動で入力する必要があります。

  • ワークアウト終了時のサマリーに表示される「難易度」。有酸素運動系では自動的に算出されます。必要に応じて手動で調整が可能