シャープは9月26日、外装に本物の木材を使用した家具のような佇まいのプラズマクラスター空気清浄機「FU-90KK」を発表した。デザイン監修は、隈研吾建築都市設計事務所が担当している。価格はオープンで、店頭予想価格は550,000円前後。10月21日より発売。
「FU-90KK」は、日本の伝統的意匠である「簾虫籠(すむしこ)」や「障子」から着想を得た細かな木の縦格子を外装に採用するプラズマクラスター空気清浄機。デザインは隈研吾建築都市設計事務所が監修しており、動作状態を確認するための表示部を控えめにし、家具のように空間に溶け込む高品位なデザインとなっている。
縦格子にはホワイトオークの無垢材を使用し、一品一様に表情の異なる格子を木工職人が一本一本丹念に組み上げている。天面は6枚の突板を異なる角度で貼り合わせ、木の反りや割れを極力抑えるとともに、美しい木目と品質耐久性を両立した。時間が経つほどに増していく木の色の変化なども楽しめる。
空気清浄機としての機能は、独自空気浄化技術「プラズマクラスター」に加え、花粉、アレルギー物質、ウイルス、菌などを捕集する静電HEPAフィルター、2つの脱臭機構でさまざまな臭いに対応するダブル脱臭フィルターを搭載。空気清浄適用床面積は~40畳までで、8畳を7分で清浄できるなど基本性能も充実している。デザインコンセプトにあわせ、キレイな空気を4方向に放出できる風路も新設した。本体サイズはW374×D374×H656mm、重さは約14kg。