ガーミンジャパンは9月7日、GPSスマートウォッチ「Venu」シリーズ新製品として、「Venu 3」および「Venu 3S」を発売した。価格は60,800円。

  • ヘルスケア機能中心に普段使いしやすいスマートウォッチ「Venu 3」シリーズが登場

「Venu」シリーズは、ヘルスモニタリングやフィットネス機能に加え、日常生活に役立つキャッシュレス決済機能(Suica対応)などを搭載したGPSスマートウォッチ。

最新モデル「Venu 3」「Venu 3S」では搭載する光学式心拍計が、ガーミン史上最も高精度の第5世代となった。センサー数が増加し、配置も調整することで、激しい運動や振動による検知エラーを低減しつつ装着感にもこだわったという。

体のエネルギー状態を数値化する独自の指標「Body Battery」もアップデート。昼寝を含む睡眠やアクティビティ履歴、心拍データなどに基づくストレスなどを分析した指標を提示でき、よりパーソナライズされた具体的なアドバイスを提案できるようになった。

睡眠機能も進化し、従来の睡眠スコアだけでなく、新たに睡眠・ストレス・活動・旅行などのデータに基づいて、ユーザーごとにパーソナライズされた睡眠のアドバイスを提案する「睡眠コーチ」を搭載した。加えて、昼寝を検知できる新機能「お昼寝検出」では、理想的な昼寝のタイミングや長さもアドバイスする。睡眠中の心拍変動を確認できる「HRV(心拍変動)ステータス」も加わり、健康や運動の質をより深く理解できるという。

  • Venu 3はWhitestone(ホワイトストーン)/Silver(シルバー)、Black(ブラック)/Slate(スレート)の2色

スポーツ機能では、ランニングやサイクリング、水泳、といった30種類以上のアクティビティ測定に対応し、筋力トレーニング時に鍛えた筋肉部位をグラフィックで表示する機能も備える。また、実際の年齢と比較した「カラダ年齢」の推定値を、活動やトレーニング頻度、心拍数、BMIデータなどから算出する機能も搭載。ユーザーに合わせた、理想の目標年齢を提示する。

ヘルスモニタリング機能は、心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリー、血中酸素トラッキングなどの基本機能のほか、ストレススコア計測も用意する。位置情報はマルチGNSSが利用でき、GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)をサポート。

日常生活向け機能としては、ストリーミングアプリに対応した音楽再生機能、Suicaによるタッチ決済ができるNFCモード、スマートフォンと連携する通知・発着信機能などを搭載。予め登録した緊急連絡先に現在位置を送信する安全機能も備えている。

  • Venu 3SはBlack Sesame(ブラックセサミ)/Slate(スレート)、Sage Gray(セージグレイ)/Silver(シルバー)、French Gray(フレンチグレイ)/Cream Gold(クリームゴールド)、Pink Dawn(ピンクダウン)/Peach Gold(ピーチゴールド)、Ivory(アイボリー)/Cream Gold(クリームゴールド)の5色

  • (左から)フィットネス年齢、動画ワークアウト、HRV ステータス、Body Battery、睡眠コーチ

Venu 3の画面は1.4インチ(454×454ドット)の円形AMOLEDディスプレイで、サイズは45×45×12mm、重さは47g(標準バンド込み)。機能は同じでやや小型のVenu 3Sは1.2インチ(390×390ドット)の円形AMOLEDディスプレイで、サイズは41×41×12mm、重さは40g(標準バンド込み)。

カラーは、Venu 3がWhitestone(ホワイトストーン)/Silver(シルバー)、Black(ブラック)/Slate(スレート)の2色。

Venu 3SがBlack Sesame(ブラックセサミ)/Slate(スレート)、Sage Gray(セージグレイ)/Silver(シルバー)、French Gray(フレンチグレイ)/Cream Gold(クリームゴールド)、Pink Dawn(ピンクダウン)/Peach Gold(ピーチゴールド)、Ivory(アイボリー)/Cream Gold(クリームゴールド)の5色。

バッテリー駆動時間は、Venu 3がスマートウォッチモードで約14日間、GPSモードで約26時間。Venu 3Sがスマートウォッチモードで約10日間、GPSモードで約21時間。本体はいずれも5ATM(50m防水)に対応する。